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【アニメ】のだめカンタービレ 巴里編 第3話

【アニメ】のだめカンタービレ 巴里編 第3話_c0060659_6423956.jpg【2008年10月30日(木) 東海テレビ(予定)

パリ編第3話は、原作のLesson61(シュトレーゼマン再訪)Lesson62(ひじきとユンロン)Lesson63(Ruiの登場)、そしてLesson64(のだめとオクレール先生の「ぜんぜんダメー」)
うわー。そりゃ正味20分間に4話分詰め込もうとしたらエピソードはカットせざるを得ないけどさ、、ズタズタに切り貼りされてるですよ。。
巴里編はそういう方向で行くことにするのね。だったらこっちもそのつもりで見るまでだが、原作の丁寧な映像化にこそアニメ版の意義があったのに、これではなあ。

ユンロンの役割
アニメ版のユンロンは、のだめにRuiの演奏ビデオを見せるためだけの装置として働いていました。人間としては造形されなかった。不憫だね(前回のジャンも同じだった)。
のだめと無銭飲食しそうになり、店の親父が歌う《私は町の何でも屋》をピアノで伴奏して自信を回復するあのエピソード、好きだったんだけどな。。カットされちゃった。。

優しくリライトするシュトレーゼマン
シュトレーゼマンの落ち着いた声が好きです。
日本を舞台しているときはそりゃ竹中直人でもよかったけど、パリ編ではシリアスなシーンが一気に増えるし、人間らしい弱さも見せなきゃならないから、渋い声の声優さんを選択したのは大正解と思う。第1期のころの英断であった。
その老巨匠が「ウットリのだめのことを想い」ながら放置している千秋に向かって、「もう拒絶するのはやめなさい、みっともない」と諭す。この部分は原作では指示代名詞が多くて、シュトレーゼマンの吹き出しの中には「そーゆーの もうやめなさいヨ」としか書いておらず、いかようにも解釈できるんですが、監督さんと脚本家さんはそのように読んだようです。
最新の第21巻でシュトレーゼマンはメフィストフェレスになってのだめを誘惑しますが、制作側にそこまで描くつもりがないんであれば、まあいいんじゃないでしょうか。

今週のクラヲタポイント
・千秋不在中ののだめが弾くショパンの夜想曲第8番 変ニ長調 op.27-2
それから、Ruiの演奏ビデオ、およびオクレール先生ののだめ初レッスンで、リストの超絶技巧練習曲第4番 ニ短調《マゼッパ》。ううむ…両方とも原作には出てこないじゃないッスか…。特に後者、原作でRuiが演奏してるのは《鬼火》なのに、どうして変えたのか理解に苦しむ。
・ブラ3のアナリーゼも超!期待外れ。あーあ。
by Sonnenfleck | 2008-10-30 06:43 | on the air | Comments(2)
Commented by F.B at 2008-10-30 07:19 x
Sonnenfleckさん、おはようございます。たしかにパリ編は、ぞんざいな作りですね。開始音楽と終了音楽に予算を沢山取られてしまったのか?とかいろいろ想像してしまいます。つべこべ言いながらも、毎回録画して、何遍も見てしまうのですが・・・。
Commented by Sonnenfleck at 2008-10-30 23:27
>F.Bさん
今回はOPもEDも曲が「豪華」ですからね。あのわかりやすい主題提示からして、パリ編が「わかりやすく」制作されると気がつくべきだったのかもしれません。まだ10話くらい残ってますが、先が思いやられます。
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