上岡敏之/新日フィル 第444回定期演奏会:スネオヘアー。

あんまりいつまでもLFJモードではなと思います。

c0060659_6135830.jpg【2009年4月29日(水)15:00~ すみだトリフォニーホール】
●R. シュトラウス:組曲《町人貴族》 op.60
→若林顕(Pf)
●同:《家庭交響曲》 op.53
⇒上岡敏之/新日本フィルハーモニー交響楽団


久しぶりにきっついコンサートでした。弱ってるときにシュトラウス、特にあの「カテキョー」を聴くなんていうのは、やってはいけないことだったみたい。

前半はなかなかよかった。CDで聴いていてもこの《町人貴族》という曲の意味が見出せなかったのは、本当にリュリと同じことをモダンの管弦楽でやっているために、「これはシュトラウスだぞ」と思って聴いている自分にはなかなか旨みがわからなかったからのようです。生の蒼蒼とした空気感はまさにリュリ、そこへシュトラウスのメロディや官能的な和音が申し訳程度に乗っかっているくらいで、本質的には、あれはリュリでした。
初めアンサンブルが少々ガタついていた以外(このプログラムで3日目の最終日だったために疲れがあったのかも)、この作品の箱庭宇宙は、そもそも新日本フィルというオケの芯によく馴染むのだと思います。読響がカンブルランと一緒にいかにも彼ららしいラモーを取り上げたのと、奇妙なシンメトリーを描いているよなあ。

なんだかこの日は本当に調子が悪く、後半の《家庭交響曲》は轟音に耐え切れず開始5分で寝ようと試みて、起きたらまだ轟音の中、という不幸せなめぐり合いでした。シュトラウスの交響作品の中でも、まだこの曲だけは一切受け付けない。受け付けないのが再確認されてしまった。前日28日の公演を聴かれた「Takuya in Tokyo」さんは見事ブレイクスルーを成し遂げられたようで、、いっそう無念。。あるのかいつかリベンジは。

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マエストロの髪型について。
by Sonnenfleck | 2009-05-12 06:39 | 演奏会聴き語り
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