途中に休載が入ったので、とーっても久しぶりな感じののだめ新刊。羽田空港の丸善で買ったです。
シュトレーゼマンとショパンの協奏曲で共演し、衝撃的なデビューを飾るのだめ。しかし
第21巻での予想通り、オクレール先生が守り育ててきた才能は崩壊し、メフィストフェレスに魂を喰われたのだめはまたも音楽と向き合うのをやめてしまう。救いのグレートヒェンをも拒絶するのだめ、そして萌えキャラと化した千秋の末路やいかに。―
抜き差しならぬスケルツォのように、ストーリーは大きく動きます。
シュトレーゼマンがオクレール先生にたしなめられてシュンとしてしまう展開にはかなり失望しましたが(悪魔なんだからそんなのも見通した上でのことだったのでは…)、ともあれ、この作品はそろそろ幕引きを視野に入れるべきと考える向きにとっては、ひとつのターニングポイントとして大切な巻になりそうです。
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今回、50ページに及ぶショパンの協奏曲の描写が実に見事だと思いました。二ノ宮センセのフィルターを通して音楽が逆流してくるような。。ドン・ジョヴァンニ序曲→ショパン→ブラ4と、プログラミングもナイス。
のだめのショパンは、どうなんだろう。コルトーみたいな演奏をイメージすればいいのか。
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で、「腐ってやがる」なタコ娘を従えるのがエリーゼ皇女殿下だ。