飯森範親/東響 名曲全集第53回(1/30)

c0060659_22522861.jpg【2010年1月30日(土)18:00~ ミューザ川崎】
●リスト:Pf協奏曲第1番変ホ長調
 ○ショパン/リスト:17の歌曲
   ~第12番《私の愛しき人》
→ベンジャミン・グローヴナー(Pf)
●マーラー/クック:交響曲第10番(第3稿第2版)
⇒飯森範親/東京交響楽団


マーラーイヤーの第一歩は第10交響曲で!
…と思って威勢よく踏み出したのです。
でも、第一歩を踏み外して大怪我。あーあ。

まずは本題の前に、前半のリスト。1992年生まれグローヴナーくんのピアノは、青少年らしい自然な衒いが素敵だった。たぶんこの曲ってそういう曲じゃんね。はしゃぎ過ぎたり老成しすぎたりする「若者」たちの中で。

+ + +

で、本題。第1楽章の全体と、第5楽章の最後はよかった。
クック版を隅から隅まで知悉しているマラヲタではないから、詳しいことはよくわからんけど、少なくともこの両端の楽章では、何の小細工も弄さずに嫋々とメロディを歌い上げる作戦がかなり功を奏していたと思う。
特に第1楽章のコラール絶叫は響きが澄んでいてとても美しかったです。が。

真ん中の第2、3、4楽章は、ちょっと弁護のしようがない。あれほど縦の線が破綻していて、それをお客に聴かせてお金を取ろうというのだろうか?プロでしょう?
主旋律への愛は飯森センセの指揮ぶりから大変よく伝わってまいりましたが、コンマス高木氏による決死の統率が何度も見られ聴かれたのは、なかなか辛かった。センセが指揮する公演のチケットは、よほどのことがない限りもう二度と買わないことにしよう。感動した方、ごめんなさいね。

ブラヴォ飛び交う終演後、拍手するのももったいなくてすぐにホールを飛び出すと、ピアス光らす少年たちがぞろりぞろりとたむろする、川崎西口インフェルノ。
by Sonnenfleck | 2010-02-01 22:51 | 演奏会聴き語り
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