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on the air:ハーディング/マーラー室内管のブラ3(およびtwitterについて少し)

【2009年3月30日 ブダペスト・バルトーク国立コンサートホール】
●ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 op.90
⇒ダニエル・ハーディング/マーラー室内管弦楽団
(2010年4月4日/NHK-FM)

全編にわたってリズムの取り扱いが衝撃的であった。
宇野功芳が例の新書で、ブラームスは魚座だからウジウジしててだめだ、とか書いてた遠い記憶があるんだけれども、ハーディングのブラームスは「今日の運勢、第1位は魚座のあなた!」みたいな爽快なかっとびセンスに溢れる。
それから、ブラームスが愛するシンコペーションを、あえてしんなりしたブラームスらしさの文脈から切り離すと、シューマンにそっくりの熱狂的な形をしているのがようくわかったですな。

たとえばボールトのブラームスを愛する方にとっては、このハーディングのブラームスは冒涜としか感じられないかもしれません(しかし一方で、この第3交響曲ならではの、後ろ髪を引かれるような終筆の美しさを失っていないのは素敵と言わざるを得ない)。この調子でいろいろ聴かせてほしい。新日でも。

+ + +

これだけ書いて本体だけで350字。twitteryな場所には入らない。

土曜朝に移動したNHK『世界遺産への招待状』、3日に放送されたモロッコ・マラケシュの回を見た。かつてのサハラウィ(砂漠の交易民の末裔)のキャンプが、住民たちの移住によってほとんど廃墟と化しているんだけど、まだキャンプに残って移住の是非を巡りあーだこーだと論争し続けているサハラウィもおり。

なんかな。今のクラブログ界隈を見ているようだったんですわ。面白いことを言っていた人たちはみーんなtwitterに行ってしまって、僕のようなうだうだ残留民もおり。この「普通ブログの過疎化」ってきっとクラ界隈だけの現象じゃないんだろうな。でも今さら、普通ブログは離れられ、ぬ。
by Sonnenfleck | 2010-04-10 01:48 | on the air | Comments(2)
Commented by 木曽のあばら屋 at 2010-04-10 22:52 x
こんにちは。
いまだにtwitterがよく理解できない木曽のあばら屋です。

しかしブログどころか旧態依然のパーソナル・ホームページをいまだに抱えている自分って・・・。
もはや移住する気力もなくキャンプの中で老いさらばえ果てている気分ですな。
でもやっぱり自分にはホームページが性にあってるのであります。

ちなみに私はみずがめ座(←激しく関係ない)。
Commented by Sonnenfleck at 2010-04-11 19:08
>木曽のあばら屋さん
もしかしたら、ブログが急速に流行りだしたとき、ホームページを選択された先輩方はこのように感じたのかなあ、、などと思っておりました。
しかしホームページもブログも、検索発見性の意味では世界に向かって開いているのですが、twitterはtwitter界隈だけで完璧に閉じて完結しているのが、、なんだかなあ、、と感じるのです。それとも、そのうちtwitterこそが「全体」になって、「界隈」でなくなる日が来るんでしょうかね。。

ちなみに僕はさそり座です(笑)
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