神楽坂/ル・ブルターニュ

神楽坂の路地裏にあるガレット専門店。有名な「行列のできる」お店らしいですが、この日は17時半ころ訪れたためか、遅いティータイムを楽しんでいたおばさまたちの退出と入れ替わるようにして、難なく席に着くことができました。

店内はけっして広くはないものの、調度が全般に目線以下に保たれているので、せせこましさは感じず。フランス人(カナダ人かもしれん)の給仕さんたちも適度にドライ、いい意味で商売っぽくて好印象です。



シードルで乾杯し(陶器のボウルがかわいい)、ワインを追加してソーセージ盛り合わせなどを摘んでいるうちにメインのガレットが到着する。

「食べログ」では「すごく美味しいけれどコストパフォーマンスが悪い」の大合唱ですが、たしかにお酒を頼まずにがんがん食べるにはボリューム不足の気がするものの、胃の腑の小さいわたくしにはまったく適度な量。
このガレット、運ばれてくるまでの時間、仕上がりの美しさなどから判断しても、メインになるくらいの手間は十分にかかっているんじゃないかと思う。やや辛めの評価が多いのは、こんな薄っぺらいものがメインになるかよ!てな批判(肉魚至上主義)を無意識に所持しちゃってるせいじゃないかしら。

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僕が頼んだのは、ズッキーニとトマト、チョリソの中央に目玉焼きが落としてある、たぶんベーシックなタイプ。ちゃんとしたガレットを食べたのは生まれてはじめてだが、口に含んだ瞬間にソバの強い香りが鼻に抜け、なにやら地に足のついた幸福感が湧いてくる。歯ごたえはさくりと頼りないが、噛みしだくともっちりと応えるポテンシャル。チョリソは田舎じみて辛く、目玉は甘い。

そうそう気軽には来られないかもしれないが、また立ち寄ってみたいお店。
by Sonnenfleck | 2011-05-05 13:22 | 日記
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