トンネル脱出とカエル怪気炎

長いトンネルを抜けました。えがった。就活スーツとも今日でしばしのお別れです。

c0060659_184897.jpg図書館にラモーの《プラテー》が入荷!!!!!!!!!!
ジャケットに印刷されている奇怪なヤツは、沼地の精プラテー(♀)。彼女は自分を絶世の美女だと思いこんでいるのですが、妻ジュノンの嫉妬に悩むジュピテルによって、逆にその自惚れを利用されてしまいます。ジュピテルは醜女のプラテーに求婚するという噂をわざとジュノンに流し、怒り狂ったジュノンが結婚式に乱入、しかし実際にプラテーの容貌を目にしたジュノンは「全部冗談だったのね〜」とめでたしめでたし。最後はプラテーが全員に笑いものにされ、沼に飛び込んで幕…というすっげえ残酷な「喜劇」です。

この上演はパリ・オペラ座の02年のライヴを収録したものです。バックのオケはミンコフスキ/ルーブル宮音楽隊という最高の布陣。バロックオペラに精通した歌手たちを贅沢に取りそろえ、極上の上演となっています。特筆すべきはタイトルロールのポール・アグニュー(テノール。彼が女装して演じるから、、凄みが出ます)の怪演。彼の「可憐な」歌唱と演技によって、初めマヌケな自惚れ女だったプラテーが、最後では見事に聴衆の同情を集める悲哀を獲得するんですね。
そして変に社会派ぶった読替えからは一線を画した、ロラン・ペリーの演出。ポップ系演出のよさがこういう作品では最高に生きてきますね。フランス・バロックオペラの華である数々のダンスも現代的な振り付けで楽しいかぎりっす。せめて新国立劇場でも、こんなバロックオペラがレパートリーにあったらなあ…。

明日から「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン〜ベートーヴェンと仲間たち」が開幕。いくつか聴きに行きますよー。来年は「ショスタコーヴィチと仲間たち」やってくださいっ(懇願)。朝の有楽町にこだます《森の歌》、傍らではボリス・チャイコフスキーの室内楽、休憩所で安いウォッカを流し込んで午後からウストヴォルスカヤのピアノ協奏曲、夜はティーシチェンコの交響曲でシメ!…だめだー萌え路線だー(笑)
by Sonnenfleck | 2005-04-28 19:40 | 日記
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