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ソルティ・ライチ/夏風の中で

ソルティ・ライチ/夏風の中で_c0060659_20533954.jpg2008年の夏に一世を風靡した伝説の名作「マセドニアグレープ」と肩を並べる逸品が、今夏、ついに誕生。

種々の果実が煮込まれて濃厚でポリフォニックな味わいが五官を刺激した「マセドニアグレープ」に対し、「ソルティ・ライチ」はライチの芳醇な薫りが一本の太い綱としてボトルを貫いており、かすかなスパイスとグレープフルーツの後味がそれを伴奏しつつ、塩気が最後の調性を決定づける。諸君、これはホモフォニーである。

口に含んでからのどに落とし込むまで、砂糖の味が力強く存在し続けるも好い。カロリーオフを謳う人工甘味料のくだらない甘さはもううんざりなんだよ。僕のウヰルキンソン・ジンジャエールを人工甘味料で汚した罪は重いのだぞよ。いい加減そこらへんに気がつかないのかね>飲料各社。

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正午の夏空の下、ウェーベルンの《夏風の中で》(←音楽のスタンスとしては「マセドニア」に近いが)など聴きながら「ソルティ・ライチ」を口にすれば、夏の佳きものに囲まれるような心地がする。演奏はベルティーニ/ケルン放送響(EMI)で。
by Sonnenfleck | 2011-07-13 20:59 | ジャンクなんて... | Comments(2)
Commented by kagefumimaru at 2011-07-13 22:22 x
横から失礼いたします。あえて「果糖ぶどう糖液糖」のペプシドライの英断にも賛辞を贈りたいと思います。
ペプシ・カリビアンゴールドは期待してもいいのでしょうか…
Commented by Sonnenfleck at 2011-07-14 23:29
>kagefumimaruさん
お返事遅くなりました。
ペプシドライはそのへん、期待を裏切らなかったですよね。というか新フレーバーは「カリビアンゴールド」なんですね!イメージを検索すると数年前の「バオバブ」に似てますが(笑)どうなることやら。。
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