続「ある日、私は蝶になった夢を見た」

c0060659_12381842.jpg【アトラス/SLPS91029】
◆《女神異聞録ペルソナ》
(プラットフォーム:PS、発売:1996/9/20)





お。ゲームのちゃんとしたレヴューって初めてかも。

暇に飽かしてニコニコでプレイ動画を見てたら無性に懐かしくなって、Amazonマケプレで中古(完動美品が500円しない!)を買い求めてしまったのだった。それにしても、僕はいつ自分のディスクを無くしてしまったんだろう…。

+ + +

本作は、FC時代から続く伝統のダークRPG「女神転生」シリーズの外伝にして、PS初参入作品。
実は僕はメガテン本編をちゃんとプレイしたことがないモグリのメガテンファンなのだが(攻略本を読み込んでゲームの内容を空想するのが好きなタイプの少年でした)、この「ペルソナ」は古参のメガテンファンの評価も高いので、外伝とはいえ本編に似た雰囲気を持っているのだろう。

高校生たちの平凡でちょっとささくれ立った日常に大きな亀裂が入り、天使や悪魔が入り乱れての凄惨な争いに巻き込まれる、というジュブナイルの様式美に則りつつ、90年代末の爛熟した世相を感じさせるメタなギミックをたくさん備え、かつ、われわれ「ジェネレーションY」の不安定な気持ちをひとつの目に見えるかたちで表現してくれていたことへの不思議。そうしたことが綯い交ぜになって、「女神異聞録ペルソナ」はDQにもFFにもない独特の雰囲気を漂わせてるのよね。

発売当時中学生だった僕は、ゲーム中盤にある中ボスの居城であまりの面倒くささに途中でプレイを投げ出してしまい、何とも言えない心残りがあったんです。
本作は発売から十数年経っても評価が高く、2009年にはPSPに移植されたりしてる。僕みたいにクリアを諦めた向きがたぶん大勢いて、アトラスはそうした人々が懐かしがるのを上手く狙って再発売したんじゃないかと思う。でもやっぱり、もともとの据置型プラットフォームでやり直したいんだよねえ。

+ + +

ゲームの難易度は高い。
ゲーム中で課される選択肢をただの一度でも選び間違えると、救いのあるエンディングには二度と到達しない苛烈な設定。
フィールドやダンジョンでの会敵率は絶望的に高く、敵側の攻撃もしばしば痛烈であるため油断すればパーティはすぐに全滅する。唯一プレイヤーの助けとなる「ペルソナ」(召喚モンスターみたいなもんです)の合成には複雑なシステムが組まれ、パーティは簡単には強化されない。さらに戦闘シーンではグラフィックに凝りすぎたために多大の時間を要し、クリアまでの手間は尋常でない。こうした特徴は、人をして本作を「伝説のマゾゲー」と呼ばしむるに十分なんである。

しかし、プレイを開始しよう。あとサトミタダシ。
by Sonnenfleck | 2011-10-09 14:27 | 日記
<< on the air:《ヴェニ... 戦闘的で官能的。 >>