眠れ異人さん

昨日、生まれて初めて横浜の中華街に行ってきました(観光だ!)。
想像以上に狭いエリア、そしてその小綺麗さにびっくり。もっとずっと広大で雑駁な感じかと思っておりましたが、どこまで行っても「消毒済」のシールが貼ってあるような感じです。ま、当たり前だよな。ふん。田舎もんの仄かな期待は立ち上る肉まんの湯気とともに霧消。

テンション低めのまま、あまり行列のできていない店で840円のランチ(鶏肉の北京風味噌炒め定食>値段の割にしっかりした味でした)をいただき、腹ごなしに徒歩で外国人墓地へ。
いつもは立ち入り禁止らしいのですが、偶然にも昨日は「200円寄付すると、決められた順路に従って墓地の中を散策できるよーんday」だったので俄然元気になり(同行者ごめん)、勇んで入場。散策コースは有名人の墓が並ぶ一帯に限定されており、入り口で配布される順路案内図を頼りにお墓を廻っていきます。日本初の鉄道建築師長、帝大の初代物理学教師など堅い功労者が眠るその脇に、なんと初代快楽亭ブラック(Henry James Black, 1858-1923) の墓を発見。ひとり浮かれる。

その後本日のメインイベント、アンサンブル山手バロッコの演奏会に向かいました。
【2005年7月3日(日)14:00〜 第16回演奏会/山手234番館】
●バッハ:チェンバロ協奏曲第4番イ長調 BWV. 1055
●フランソワ・クープラン:王宮のコンセール第4番
●ペルゴレージ:《スターバト・マーテル》〜終曲〈肉体が死にゆくとき〉
●サンマルティ−ニ:SRecと弦楽のための協奏曲ヘ長調
●バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV. 1051
 ○アンコール バッハ:カンタータ第18番《天より雨、雪がくだり》BWV. 18 〜〈シンフォニア〉
→アンサンブル山手バロッコ


アンサンブル山手バロッコは、古楽器を用いて継続的に山手の洋館で無料演奏会を開いているアマチュア団体。クラシックファンの間では有名なアナウンサーの朝岡聡氏もリコーダーで参加しておられます。会場の山手234番館は、今から80年ほど前に建てられた外国人用アパートメント。現在は横浜市が管理して、ときおりイベントに貸し出しているようです。
1055は緊張からかな、Vn二人のピッチが極端に悪くて残念でしたが、Vcとガンバに安定感があり、またチェンバロの華やかさも十分、なかなか聴かせます。クープランではFt氏の巧さが光る。後半サンマルティ−ニのソロは朝岡氏でしたが、清潔な歌い回しが印象的。最後のブラ6はほかの曲と明らかに完成度が違っていて、非常に感心しましたです。各パートともよく練られ、フーガ風に折り重なる表現の処理が巧い。そして特にB. C. Vc女史のアマチュア離れした技巧にびっくり。第3楽章はこのパートが冴えないとダメですが、彼女の演奏はリズム感・音程ともに抜群。いい時間を過ごしました。
by Sonnenfleck | 2005-07-04 16:21 | 日記
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