今日はテレマンの
《FlとVnのための協奏曲ホ短調》6回目(かな?)の練習。この曲は急・緩・急・緩・急という5楽章構成からなる、典型的なリトルネッロ形式の作品です。テレマンの通奏低音パートは(
ヘンデルとは違って!)突拍子もない跳躍が少なく、基本的に順次進行が多いので、弾く側としては非常に好ましい印象を持ちます。まあ…ちょっと暇なんですけど^^;; やっぱ彼の楽譜が売れまくったのにはそれなりの理由があるんでしょうね。
さてこの作品の第4楽章はわずか5小節のAdagioなのですが、ここの処理の仕方でちょっともめています。ブランデンブルク3番の第2楽章をイメージしてもらうとわかりやすいと思いますが、こういう
レチタティーヴォ風の「楽章」は、個人的にはその前後の急速楽章と滑らかにつなぐべきだと思うんですよ。世俗の器楽曲が宗教的声楽曲の語法を前提として成り立ってるのは疑いないんで、第3楽章の終わりで派手なリタルダンドをかけてぶっつり切っちゃうと「第4楽章」の存在意味がなくなる。どうなのかなあ。この議題は次回以降の練習に持ち越しです。