美瑛から札幌に戻った昨夜。釧路へ行ったときと同じように今回も夜間特急に乗り換え、揺られること七時間、ようやく早朝の稚内に到着です。駅のかけそば270円が旨すぎる、、ここは北の最果てどん詰まり。
稚内駅から本土最北端の宗谷岬まではバスで50分弱の距離であります。今日は晴れ渡ってはいたものの、湿った夏の空気が邪魔をして残念ながらサハリンの島影を見ることはできませんでした。でも今は稚内とコルサコフ港を結ぶ定期フェリーが就航しているようなので、いつかはユジノサハリンスクに行ってやろう…というマニアックな決意。
さて稚内には、幕府が築いた台場の跡地があったり、日露戦争のおりに帝国海軍がバルチック艦隊の海峡通過を見張った望楼が残っていたり、アメリカ軍が占領時代に建てたレーダー施設があったりします。ここがかつて地政学的な要衝だったことの証拠が確かに息づいていて、僕みたいな暢気な観光客も少しどきりとさせられるのでした。