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黒船キタコレ。

黒船キタコレ。_c0060659_2323243.jpgコンサート・ゴーアー必須の書。コンサート情報誌といったら『ぶらあぼ』ですよね。この牙城はそう簡単には崩れんでしょう。部数が少ないのが難点だけど(発行日翌日なんかでも下手すると「もう『ぶらあぼ』終わっちゃったんです〜」とやられる)、、あれはもし有料化されても僕は買い続けますよ。ないと困る。

ところが。
今日東京文化会館に行ってきたんですが、カウンターに見慣れぬ無料情報誌があるので手に取ってみると、これがとんでもない内容。クラシック・ジャパン社が発行する新しいコンサート情報誌『TICKET CLASSIC』は、これまでいくつかあった『ぶらあぼ』タイプの無料情報誌とは比べものにならないほど「読むところが多い」のです。
基本的にはその月の注目公演をピックアップした記事が多いんですが、執筆陣に堀内修・諸石幸生・鈴木淳史を始め、黒田恭一、そしてわれらが宇野功芳大先生☆にまでお出ましいただいて、なんとタダ。電車の中で読んでもあんまり恥ずかしくないシンプルな表紙に(でも今月号は潤んだ目をしたメータのどアップだね…)、日付順にページレイアウトを行った斬新なコンサート情報コーナー。紙質はペラペラで電話帳みたいな感じなんですが、それでもカラーページが全体の4分の1を占め、全300ページで、タダ。しかも今月号は大野和士やマイスキー、アファナシエフなんかのインタビューまで気前よくぽんと載っけてあるんですよ。採算取れてるのか??ていうかこれがタダだとオントモとかやばくないですか??

クラシック・ジャパン社公式ブログ。
クラシック・ジャパン デイリー・ニュース
(だいたいクラシック・ジャパン社も、業界初の365日無休・手数料送料一切無料のチケット発券サービスを提供し始めたすげえ会社です。ひええ)
by Sonnenfleck | 2005-10-02 23:39 | 日記 | Comments(4)
Commented by はろるど at 2005-10-03 01:21 x
こんばんは。

なんと!このような雑誌が!知りませんでした…。
今日、サントリーへ行って来たのですが、
おそらく見過ごしてしまったのかと思います。不覚です…。
いやはや、この際、潤んだ目のメータでも良いので、
明日の帰りにでも文化会館へ寄ってもらってこようかと思うのですが、
HPを見ると何と見本として一冊無料で送るというサービスが?!
う〜む、凄いですね、ここまでするとは…。

>オントモとかやばくないですか

もしかしたら最後の一撃を…、なんて不謹慎なことを言ってはいけませんよね。
ぶらあぼも大ファンなのですが、
かつてないほどの強力なライバル出現といったところでしょうか。
この先も頑張って続けていただきたいのですが…。
Commented by Sonnenfleck at 2005-10-03 20:41
>はろるどさん
確かにその月のぶらあぼを無事に手に入れると、なんとなく安心してしまって他のフリーペーパーには目が行きませんよね(^_^;) でもこれはなんだか意気込みからして違うというか、今までの後発誌とは内容の濃さが別次元。一冊無料サービスも太っ腹!別にクラシック・ジャパン社の回し者じゃないですが(笑)
ただ惜しむらくはコンサート情報が「関東のみ」っていう点でしょうねえ。ぶらあぼみたいに全国の情報を網羅してるわけじゃないので、関東の方以外には全然魅力がないかもしれません。。

オントモに下る3つ目のハンマー…それくらいの力は十分にあるでしょうね。無料配布だったころのモーストリー・クラシックの勢いを思い出します。まあまだぶらあぼの洗練されたレイアウトには遠く及ばない部分も多いので、これからも両者見比べていきたいところです。
Commented by Honey at 2005-10-03 21:30 x
すごい会社ですね。今年の5月設立ですか。
武満さんって・・・
24時間チケットが買える、しかもオペレータが座席の相談まで。。。
クラシック・ファンの裾野が広がるといいですね。
Commented by Sonnenfleck at 2005-10-03 21:56
>Honeyさん
このサービスは心惹かれますよね〜。大手音楽事務所がよく言う「席種はお選びいただけません」っていうのはただの怠慢だと思っていたので、どんどん切り崩していってほしいものです。通常のコンサートだけじゃなくバレエにもかなりのページを割いてるので、バレエ初心者の私なんかでも積極的に出かけてみようかなーという気になります◎
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