こぞことし

最近更新のタイミングがめちゃくちゃですよね。。書きたいことはたまってるんですが、本業多忙につき年明けまではたぶんこんな感じです(-_-メ)
僕は今まで日記をつけるという習慣を一切持たなかった。ところが2005年はたくさんの出来事がブログの中に等距離に並列されているので、こうして今読み返してみるとなんだかすごく変な気分になります。おそらく今年はもう演奏会に足を運ぶことができないので、悔し紛れに2005年の演奏会を振り返ってベストテン式のランキングにしてみました。

10位■スクロヴァチェフスキ/読響のショスタコ(4月)
→仕掛けの王様によるショスタコ5番。王様は王道の曲でこそ手腕を発揮する。

9位■シュトックハウゼン来日公演(6月*「東京の夏」)

8位■鈴木秀美のバッハ無伴奏ツィクルス(9月)
→舞曲が生きている稀有の体験。「まるで一本のチェロではないかのような」という枕詞ではなく、「一本のチェロにしかできない」語りの芸術にKO。

7位■ポリーニ・プロジェクト(11月)
→良くも悪くも考えさせる。古典として成功しているゲンダイオンガクの楽しい集まりだが、今になってみると意外にベルクが印象に残る。

6位■鈴木秀美/OLCのCPEバッハ(10月)

5位■マルコン/ヴェニス・バロック・オーケストラの《アンドロメダ・リベラータ》(9月)

4位■BCJ+二期会の《ジューリオ・チェーザレ》(10月)
→演奏中の地震や狙いすぎの演出など趣深いけれど、やはりピットに入ったBCJの底力に感嘆。バロックオペラのシリーズ化を切に望むものであります。

3位■ブリュッヘン/新日本フィルのシューマン(2月)
→本当に18世紀オケの音がしていました。今はノリントンのようにモダンオケを古楽らしく操る達人が人気だけど、ブリュッヘン独特のバタ臭さを日本のオケで体験できたのは幸せ。

2位■コンチェルト・ケルン ベートーヴェンのミサ・ソレムニス(5月*「ラフォルジュルネ」)
→ラフォルジュルネのお祭りテンションを差し引いてもなお心に残る。あまりにもすばらしかったので2回も聴きに行った演奏です。一線級の古楽オケの大規模公演をこうして聴くことができたのも「熱狂の日」のおかげ。来年は予定調和的にモーツァルトですが、今から楽しみであります。

1位■モスクワ室内歌劇場 ショスタコーヴィチ《鼻》(7月)
→ダントツの1位!ロシア・アヴァンギャルドの最高傑作を、ポクロフスキーの伝説的演出で観ることができたのは本当に感激でした。。またいつか観られるといいな。

以下選外ながら印象に残ったもの。
○アンサンブル・ゼフィロのモーツァルト《グラン・パルティータ》(1月)
○新国立劇場の《ホフマン物語》再演(11月)
○井上道義/読響のスクリャービン《プロメテウス》(7月)
○エッシェンバッハ/フィラデルフィア管のチャイ5(5月)

こうして眺めてみると、今年は音楽嗜好における古楽/モダンの二極化がさらに進んでいてわれながらショックです(笑) レコード屋に行っても、気がつくとラモーとナンカロウを持ってレジに並んでる、みたいな感じのことがよくありました。来年はどうなっていくのか。とりあえず新年聴き始めが、大野/新日本フィルのショスタコ4番(萌え曲)と、新国立劇場のヘンデル《セルセ》であることは確定しています!
by Sonnenfleck | 2005-12-18 21:49 | 演奏会聴き語り
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