金曜深夜のアングラ癒し、タモリ倶楽部。
今回は二週にわたって、毎年恒例の「空耳アワード」が放送されましたですよ。今年のノミネート作品は下ネタがやや目立ちすぎたものの(-_-;;)、粒揃いでなかなかに笑わせます。やっぱ歌い方が一番のキモなのでHIPHOPとかワールドミュージックが圧倒的に強いんですが、今年のグランプリは意外にもエルヴィス・プレスリーの《ボサ・ノヴァ・ベイビー》から、
「お酢をください(OH SO COOL OUTSIDE)」というやや地味めなものが受賞。まあ空耳でどれくらい評価されるかは音楽のバックに流れる映像の演出(およびタモリのテンション←最近低め)によるので、難しいところですね。
クラシックにはメロディ同士での単なる空似はたくさん存在するし、NHKFMの歴代「おしゃべりクラシック」の中でもコーナー化されてたくさん発掘されてますが、オペラや歌曲を対象にした狭い意味での歌詞を伴う「空耳」は興味の対象にはなってないような気がするんですよ。…良識ある諸兄はこんなことを真面目に追求したりはしないのか。
実は
プライの《もう飛ぶまいぞこの蝶々》と、
クリスティ/レザール・フロリサンの《メサイア》の中にひとつずつ空耳を発見しているのですが、だいたいタモリ倶楽部でクラシックが普通に受理されるのかどうかがわからないなあ。それに後者はすごーく罰当たりなやつなので普通に気がひけます(笑)