ヤマハの
サイレントチェロを弾いてみる機会がありました。
SVC-200は見てのとおり、両のひざ当てとハイポジ用の肩、および背面に胸当てを搭載。実際に弾いてみると、確かに
空虚な部分には触れる必要がない。ただし、f字孔を覗き込んだり、木の香りを嗅いだり、クビレを愛でたり、ショスタコの弦楽四重奏曲第13番のチェロパートを弾いたりすることができないのは残念ながら仕様のようです。、、この空虚さはなんとなくベルメールの球体関節人形を発想させて愛らしい。
共鳴するはずの胴体がなく、発音しているのが弦そのものであるため、音量は極めて微小。特にC線とG線は非常に鳴りにくいのですが、爆笑なのがそこから増幅された「楽音」。…
勝手にホールエコーがついてるんですよ。解説を読むといちおう「小さな部屋/中ホール/大ホール」の3段階調節が可能らしいですけど、、これこそキッチュの鑑。あなたの4畳半もこれでサントリーホール。