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楽しいときは疾く過ぎ去る

c0060659_2122455.jpgものすごいものを聴いてしまった。
生涯のうち、そう何枚も出会わないレベルのCDだと思う。

すべてが楽しい。そして、あちこちがすっ...と消えそうに軽い。
最高の人と、もう二度とないくらい最高の時を過ごして、夕暮れの中で「今日は楽しかったね」と言おうとして振り返ったら彼(彼女)はいない。そういう感じです。

古楽かモダンかだとか、マーラー室内管が死ぬほど巧いとか、あちこちの細かな装飾が美しすぎて昇天だとか、だいたい弁者の場面で泣かされるなんてありえねーとか、そんなことはどうでもいい。詳細なレビューはどこか別の場所で読んでください。偉大な音楽の前に改めて言葉は無力で、口うるさい聴き手はだまってうなだれるしかないです。イタリアの歌心?円熟の老巨匠?クラウディオ・アバドという指揮者の音楽を既成のイメージでしか捉えられない人は、これを聴いて自分でイメージを作ってみたらいいんじゃないですか。
by Sonnenfleck | 2006-05-01 22:25 | パンケーキ(18)
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