暴君に泣く。

c0060659_010475.jpg名古屋港の手前、工業地帯の辺縁にその店はあります。
知る人ぞ知る名店「四川」。名古屋中の辛味ハンターが愛してやまない(といわれる)その秘境に潜入してきましたよ。

住宅街に突然姿を現したボロい店舗。中を覗いてまず驚いたのはお客の多さであります。
18時半を少し回っただけで、家族連れを中心としてすでに店内は完全な満席。予約を入れてあったのでうまいこと座席を確保することができましたが、平日の夕刻にこれはねえだろってくらいの混雑ですね。

しかし期待通りに薄汚れた内装が醸しだす粗野な雰囲気もまた格別なのです。
きわめて投げやりなおばちゃんと、泣き喚く子どもと、厨房から発散される芳香と、めっちゃ飛び交うハエ。とにかくハエ。そんな感じで最大公約数的にアジアン下町テイストでありますが…予想通り(あるいは予想に反し)料理は第一級に美味いのでした。青椒肉絲とか。

ここまでならばよい。十分に完成度の高い中華屋さんです。
ではこの店がなぜ有名なのかというと、辛い料理への拘りが尋常でないからなんですな。
麻婆豆腐が痛い。坦々麺が痛い。ストレートな痛みとして知覚される「味つけ」。
一口食って恐怖、もう二度と箸が持てなくなる食い物なんて、そうはないよなあ。座が静まり返るくらい辛いのってどうなんですか。。
この辛さを「味わえぬ」ものは、泣き悲しみながらこの群れから去れ。去ってきました(笑)
by Sonnenfleck | 2006-08-03 00:17 | 日記
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