お付き合い旅行で愛知県東部の某温泉へ1泊2日(特定されそうだ)。
でかける前から覚悟してましたが、世の中には自分と価値観の違う人間がここまで沢山いるのかと新鮮に驚く、こともできず、自分の輪郭を保つだけで精一杯の30時間でした。
そんなときは押し付けがましい「クラシック音楽」じゃなく、クルト・ヴァイルの歌が、ウテ・レンパーの明晰な声が、砂地に水が浸み込むように急速に心の養分を補給してくれます。74分チャージ/とりあえずこの先一週間キープ。
《シーザーの死》、《メッキー・メッサーのモリタート》、《アラバマ・ソング》といった外道の旋律に自傷的な気分で浸っていると、気分はいつのまにか高揚してくる。その中のいくつか、特に
クレズマー(@当ブログの懸案)とも共通するヤケクソな節回し、あるいは打楽器の使い方などが本当に初期ショスタコーヴィチそっくりで、、ニコニコしてしまいます。ドミトリー青年にとっては大切なお手本の一人だったんだろうなあ。
1920年代の幸せの結晶を分けてもらって、明日からも頑張るのであります。