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至高の下り坂といえよう。

至高の下り坂といえよう。_c0060659_21585234.jpgわが実家は初売りも年始回りも絶対に行かず、しばしば初詣をも厭う出不精。年賀状を出しに行くのも面倒くさい。しかし今年は親父殿の「神棚のお札を燃やしてこい」という鶴の一声により、護国神社へ初詣に行って参りました。

ここの神社、1990年に今上天皇の即位に反対する者の手によって放火され、全焼してるんですよね。。
そのころ僕は神社の近くに住んでいたので、山が燃えるような様子には少なからず衝撃を受けましたが、、「この神社の性質」上、本殿その他すべてがたちどころに復旧してしまい…大変不謹慎ではありますがほんの少し鼻白む思いもしたもんです。

さて出不精を押してしぶしぶ参拝したためか、引いたおみくじは小吉。
「下り坂に台車を押すように楽な一年になりましょう云々」と書いてありましたが、それって良きにつけ悪しきにつけ弾みがついたらもう止まれないってことでは…?台車に乗せた荷物を落とすことのない一年にしたいと思います(^^;) ごろごろごろ。
ていうか今年一年が右肩下がr …うーむ。

そんなこんなで帰りに本屋に寄ったら、講談社現代新書の宇野功芳『クラシックの名曲・名盤』に、「のだめカンタービレでクラシックにハマった人へ/珠玉の名演はこれで聴け!」という帯がついてたので笑ってしまいました。諸人待たれよ…その道は棘の道なるに(笑)
by Sonnenfleck | 2007-01-03 22:04 | 日記 | Comments(6)
Commented by pfaelzerwein at 2007-01-04 04:18 x
功芳節健在ですか?お蔭様で解説つきのブルックナーの交響曲LPを隠し持っています。イヤー(ブック)、なんとなくレコ芸を見ながら炬燵でミカンですな。
しかし、小吉にしては気が利いている。楽に転がしても普通は海までで、落ちるところまで落ちれば、浮かびます。安心ですな。
今年も宜しくお願い致します。
Commented by Sonnenfleck at 2007-01-04 18:59
>pfaelzerweinさん
新年おめでとうございます。
私もかつてはこの人の熱心な信者で、今もって彼の呪縛から逃れられてない部分があります。書いてることの全部が全部テキトーというわけじゃないのが困りものですね。。イヤーブック目的で1年ぶりに買ったレコ芸の月評が全然変わってなくて可笑しかったです。

身を捨てて転げ落ちてこそ浮かぶ瀬もあれ、でしょうか(笑)
こちらこそ今年も宜しくお願い致します!
Commented by shu at 2007-01-06 06:14 x
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

実は私も昔はコーホー氏のプチ信者でした。。。暗いクラヲタの心に熱狂的感情の火を点した功績は意外に大きかったのではないかと今日この頃であります。ただ、私は、彼が単行本でボロクソに貶していたアシュケナージのCDのライナーを書いていたばかりか、演奏を(コーホー節で)褒めちぎっていたのを読んで、子供ゴコロに「大人って恐い」と、少し目が覚めました(笑)。

今年も楽しみにしてますね。そうそう。ランペ、最高でした!
Commented by yusuke at 2007-01-06 19:36 x
遅ればせながら明けましておめでとうございます。

しかし、やっぱり皆さんコーホー氏の著作読まれてるんですね…私もかつてはやはりそうで、CD棚見るとシューリヒトやらハイドシェックやらがゴロゴロしています。古楽系の鮮烈な演奏に出会ってからは特に氏の推薦盤を意識することはなくなったんですが、ロマン派であれ古楽であれ20世紀であれ、ぱっと聴きのインパクトや刺激をもって演奏を判断する習慣がどこかに残ってしまったのは、やはり氏の影響なのかもしれません…。

今年もよろしくお願いします。今年も面白い記事、楽しみにしていますね。
Commented by Sonnenfleck at 2007-01-07 00:27
>shuさん
あけましておめでとうございます◎

自家薬篭中、鬼面人を驚かす、薬にしたくもない、と古臭い語句を並べつつ、それらが配置される地の文章は感覚的で単純…これがクラヲタの心を掴まないはずはないんですよねえ。自分がライナーノーツを書いたディスクを自分で批評したりするくらいの鉄面皮でないと、あの業界で商業的に成功することはできないのかもしれません(笑) 偉大なボケとしてこれからもお元気で君臨し続けてもらいたいもんです。

ランペ聴かれましたね!楽しいでしょう?今年もよろしくお願いいたします。
Commented by Sonnenfleck at 2007-01-07 01:12
>yusukeさん
新年おめでとうございます!

通過儀礼というか、流行り病というか、ヲタクになるようなクラシックファンなんていうのはみんな、コーホーさんに対しては複雑な思いを持ってるんじゃないでしょうかね。。僕自身、彼の推薦盤を意識しすぎてそれとは逆の傾向のものを買ってやろうと反発したこともありましたし(笑)
それにしても彼はエキセントリックなものが好きなくせに、古楽そのものへはほとんど接近しませんでしたね。変なところで保守的なのかなあ。。

こちらこそ今年もyusukeさんのエントリを楽しみにしてマス。
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