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【アニメ】のだめカンタービレ第2話

【アニメ】のだめカンタービレ第2話_c0060659_2084631.jpg【2007年1月25日(木)26:05~26:35 東海テレビ】

周回遅れでも粛々とのだめ感想文。
第2話は原作のLesson4(峰くん初登場)からLesson6(来てほしいときに来る…)までを、第1話と同じよーぅにねっとりと忠実になぞっていました。印象は先週と同じくかなり良好。原作の一歩引いた冷たいギャグがそのまま表現されてて、僕の中では第2話にしてすでにドラマ版と伍するだけの評価がじわじわと膨れ上がってきてますよ。。これはファンこそ見るべきだと思う。

峰くんと「ヴァイオリン」
のだめも千秋も彩子も声に違和感は感じなかったんですが、峰はちょっとイメージと違うかも。この声優さんだと「あご割れてます」的な逞しさがあって(笑) もっと軽薄な感じがほしい。。
一方で懸念された「ヴァイオリン演奏シーン」は、、ほどよく書き込まれていましたよ。楽器全体が波打つようなおかしな動きをするのは目をつぶるとして(それでも硬直して微動だにしないよりずっとマシ)、弦の上の弓の重みは確かに感じられました。すごい。

《春》とベト7と、あれ?
「ロックな《春》」は相変わらずロック。第1楽章第1主題のあり得ない装飾は聴き覚えがあるような気がするが、月9と同じ音源なのかどうかは自信なし。それよりも物凄いアッチェレランドを伴う稲妻的《春》(のだめ&峰・初合わせ時)に仰天。アニメ版でも手を抜いてない。。
千秋の「ベートーヴェン・ナイト」(←ちょい恥ずかしい)で使用された「ヴィエラ先生のベト7」は、あえてステレオ感を薄くすることで「部屋で聴くCDらしさ」が出てましたね。
やっぱり第1話同様、必要十分な量の音楽に安心感を覚えます。…そんななか《金平糖の踊り》がポピュラーに編曲されてBGMに。月9のインスパイヤ?

今週のクラヲタポイント

【アニメ】のだめカンタービレ第2話_c0060659_20291139.jpg・ヴィエラ先生/ウィーン・フィルのベト7ジャケット!これしかない。グラモフォンの黄色いロゴから、「ドイツ・グラモフォン・ザ・ベスト1000」の安っぽいフレームまできれいに再現してました。
参考画像はベーム/ベルリン・フィルの《リンツ》・《プラハ》・39番。《リンツ》はこれが自分の刷り込み演奏だったりするので今でも意外に好きです。第1楽章序奏の見通しのよさは模範的だ。
by Sonnenfleck | 2007-01-30 21:18 | on the air | Comments(2)
Commented by shuhei-onishi at 2007-01-31 09:39
こんにちは。
「今週のクラヲタポイント」!「グラモフォン」の文字が読めるほど、細かく再現されてましたね。思わず「おぉー」と感心してしまいました。
私の数少ないクラシックCDの中にも、ベーム&ベルリンフィルのモーツァルトがありました。私が持っているのは「リンツ」「プラハ」「ハフナー」が収録されていました。聞き比べをしたわけではないのですが、結構気に入っていて、何回も聞いています。
Commented by Sonnenfleck at 2007-01-31 22:56
>shuhei-onishiさん
ドラマ版とは違ってアニメ版のレビューはほとんど拝見することがなくて、ちょっと孤軍奮闘を気取ってみました(笑) あのグラモフォンはいい仕事してましたねえ。作中で使われる楽譜の表紙なんかも本物を完璧に真似てて、実はすごいです。
ベーム/ベルリン・フィル(あるいはウィーン・フィル)のモーツァルトは歴史的に見てまさに「基準」でした。皆「これこそモーツァルト!」と思って聴いてたわけです。今は同じ曲でももっと過激で愉しい演奏がたくさんあるのですが(ぜひ聴いてみてください)、たまに振り返って聴いてみるとベームも全然悪くないのでした。
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