日曜にルーセルと新橋の優しさが沁みた話

c0060659_2215697.jpgH19/1月度東京遠征の顛末。
錦糸町→溜池山王の翌日、パルテノン多摩までブリュッヘン/新日フィルを追いかけるつもりでいました。
しかしダブルヘッダの疲労(溜池山王駅からアークヒルズまで走って汗かいたのがまずかった)と、容赦なく乾燥したホテルの空気のせいで…翌朝すっかり風邪っぽくなってたわけです。
チェックアウトまで粘ってぐったりしていたけどどうも悪寒が収まらないので、多摩センター行を諦めて東京駅へ。

しかーし。微熱でとろりとした脳味噌の中で、どうしても新橋キムラヤが諦めきれない。
Brilliantに関してはおそらく国内最安値のキムラヤ。ここで買わずしてどこで買う。ヲタ的情動に突き動かされるようにして新橋で下車ですよ。
こうして手に入れたのが、ルーセルの室内楽曲全集(3枚組980円也)なのですね。
たぶんダンディの弟子だったころ真面目に作曲されたピアノ三重奏曲 op.2から、すっかり脂が抜けきって飄々と無調をさまよう弦楽三重奏曲 op.58まで、ルーセルの瀟洒な雰囲気(ラヴェルの左、ドビュッシーの右というところか)がぎゅっと濃縮された素晴らしいセット。

これはもともとOlympiaの録音なのだけど、魂を抉るようでもなければ、藝術の深淵を垣間見せるわけでもなく、心静かに聴ける軽めの演奏が収録されてるのがミソです。2曲あるヴァイオリン・ソナタを担当するカントロフはさすがの貫禄で美音を轟かせてるけど、その他を担当してるシェーンベルク四重奏団のメンバーがみな気楽なアンサンブルをやってて和む。日曜の朝に珈琲でも飲みながら聴くにはちょうどいいなあ。

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ふらふらとキムラヤを罷り出、そういえばSL広場にマツキヨがあったなと思う。
つまり、そこにいたのは女子大生のアルバイト店員ではなかった。葛根湯エキスをレジに持ってきた僕に、昔気質の薬屋のおっさんが話しかけてくれます。
「風邪引きました?それなら飲んできなよ。ああビンは捨てとっからいーよ。お大事にね」
―ありがとうおっさん。おっさんのおかげで風邪治ったよ。。
by Sonnenfleck | 2007-02-04 11:18 | パンケーキ(20)
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