【2007年5月31日(木) 東海テレビ(予定)】
第18話は演出の完成度がなかなか高かったです。 ネタはLesson40(鬼千秋再来)とLesson41(R☆Sオケ本番その1)でしたが、随所にアニメならではのこだわりが感じられました。これまでの18週間分ではもっとも満足できる部類に入ると思う。 ◆鬼リハ リハーサルの場面、指揮だけは相変わらず止め絵ながら、久っしぶりに各人の弓が動いていました。原作どおりVaの(嬉しいことにちゃんと「音が合ってない」)分奏があったり、千秋が自らVnを弾いてオケメンバーを仰天させるシーンのゴーストさんもずいぶん気合が入ってて、音響の演出も◎。ぶっ続け5時間の練習にぐったりする面々の描写も含め、原作に巧く肉付けした面白みがありましたねー。 ◆サクラチル 折られた指揮棒と指揮台のアイキャッチを挟み、BパートはR☆Sオケの本番その1。シューマン《マンフレッド》序曲から(練習シーンがなかったので省かれるかとヒヤヒヤしました)、くろきんのモーツァルトOb協奏曲ハ長調にかけては、けっこう長い時間を費やして曲を聴かせます。前者なんか序奏から主部の入りまでちゃんとやってくれて大満足! 後者に関して言えば、Obソロにかぶせてホールに吹き上がる花びらをCGで描写するという、いくぶん常套的ながら効果抜群の映像エフェクトがよかった。悶える大川先生も。 ◇今週のクラヲタポイント ・ヴェルトラウムホールでしたっけ?原作ではワインヤード式のホールとして描かれてますが(バルコニーの張り出し方を見ると、元ネタはきっとみなとみらいの大ホール)、アニメでは作画の手間を省くためなのかRAやLAに相当するステージ脇のバルコニーが描かれず、おかげでワインヤードなのかシューボックスなのか判別できない謎の空間になってましたよ。。あのP席ってどこから入るんだろう(笑)
by Sonnenfleck
| 2007-05-30 06:49
| on the air
|
Comments(6)
Commented
by
shuhei-onishi at 2007-05-30 10:48
こんにちは。
間違ってTBを2回してしまいました。済みません。 私もSonnenfleckさんと同じく、今回すごく良かったと思いました。でも最近、千秋役の声優さんが棒読み気味なのが気になってたりして。 ところでこのアニメ、残り放映回数(あと5回?)足りるんですかね?
0
Commented
by
Sonnenfleck at 2007-05-30 22:39
>shuhei-onishiさん
毎回ありがとうございます◎2つめのほうは消しときました。 千秋役の声優さんですが、私も「棒読み」には同感です…。基本的にプロっぽくて巧いんですけど、いつも翳りのない表面的なトーンでしゃべられると飽きが来ますね。今回は悪夢から目覚めた千秋がのだめに縋りつく名シーンがあったのに、いつもの強くて乾いた口調のままでがっかりでした。弱いところを見せるキャラ造形は玉木宏に軍配でしょうか。。 あと5回でのだめを覚醒させて、大川の土手シーンでラストのような気が…。キレイに終わるからそれはそれでいいんですけどね。
Commented
by
dr-enkaizan at 2007-05-30 23:40
毎度です
千秋の中の人関 智一氏は、なんとも微妙な立場でしょうね。本来なら、Gガンダムのドモンカッシュのような熱血なな起伏の大きい演技も出来るのですが、今回は手の内を知っている役かといえば・・・そうではないでしょうね、ただこの人へ演出が期待したと思う押し殺した演技は、嘗て評価が高かったフルメタル・パニックの場違いな学園生活を送ることになる雇兵相良宗介の演技あたりだったのですが・・どうも今回もそれが仇になったようですね。フルメタル・パニックシリーズはもついでお勧めします(笑) 追伸・・最近中の人家業も、「大手の社長の枕沙汰」が表ざたになり、なかなか大騒ぎになっていますね。
Commented
by
Sonnenfleck at 2007-05-31 22:07
>ドクター円海山さん
この方って「新」スネ夫の声もやっておられるんですね。。当該作品も含めきっと実力のある声優さんなのだろうとは思いますが…もともと(のだめに比べれば)記号的に造形されている千秋のキャラクタに厚みを持たすのは、そんなプロをしても難しいのかもしれません。何もせずともボケが用意される、そうして周囲の出来事によってのみ輪郭を規定されることになる「主体的でないツッコミキャラ」は、、なかなか厄介ですね。
Commented
by
dr-enkaizan at 2007-05-31 23:55
再度毎度です
>「主体的でないツッコミキャラ」 これですよ!!当に言い当ててますね(笑)このまえも言及したように原作はじつはかなり精密な構成や記号で成り立っていると思いますので・・その周囲の出来事も非常に音楽記号的だったり、単なる漫才だったりのニュアンスを違えて描かれているのはたしかで、この辺の感覚はクラ音楽関係に首を突っ込んでいないと中々ムズイんだとおもいますね。 このへんで演技の違いを出しやすく最近原作に慣れてきた演出と台本がサポートできるのですが、中々スケジュールなどの時間的制約でままならないベテランならではのジレンマがありそうですね。 この点では、先んじて千人やレニングラードをBGMに使用したことがクラ的話題になって「涼宮ハルヒの憂鬱」では若い新人声優陣営のコンビネーションを作りやすくした演出や台本と対照的なような気がします。
Commented
by
Sonnenfleck at 2007-06-02 07:20
>ドクター円海山さん
そうなんですよね…。これを言ってしまうとまさに身も蓋もないんですが、狭量なクラヲタの視点で見てしまうと、特にリハのシーンなんかでは「スーパーで買ってきた音楽用語の切り身を並べてるだけ」みたいな印象が確かにあるのです。コマ割りや作画が原作の忠実なコピーであるだけに、中の人が戦うのは「各々のイメージ」という無敵の理想ですからねえ。 「涼宮ハルヒの憂鬱」は何かとネット上で話題みたいですね。円海山さんのところでも何度か取り上げられているのを拝見して、そのクラ演出にはなかなか興味があるところです。
|
カテゴリ
はじめに 日記 絵日記 演奏会聴き語り on the air 晴読雨読 展覧会探検隊 精神と時のお買い物 広大な海 ジャンクなんて... 華氏140度 パンケーキ(20) パンケーキ(19) パンケーキ(18) パンケーキ(17) パンケーキ(16→) タグ
日常
クラヲタ
ショスタコーヴィチ
バッハ
旅行
のだめ
散財
モーツァルト
ラ・フォル・ジュルネ
ベートーヴェン
B級グルメ
ノスタルジー
ブリュッヘン
マーラー
演奏会
名フィル
アニメ
ストラヴィンスキー
展覧会
シューベルト
Links
♯Credo
Blue lagoon Blue Moon--monolog DJK Klassik DRACの末裔による徒然の日々 dubrovnik's dream ETUDE Fantsie-Tableaux Langsamer Satz Le Concert de la Loge Olympique minamina日記 mondnacht music diary~クラシック音楽~ Nobumassa Visione preromantique Rakastava SEEDS ON WHITESNOW Signals from Heaven takの音楽 Takuya in Tokyo Valenciennes Traeumereien Vol.2 Wein, Weib und Gesang ○○| XupoakuOu yurikamomeの妄想的音楽鑑賞とお天気写真 4文字33行 アリスの音楽館 アルチーナのブログ あるYoginiの日常 アレグロ・エネルジコ マ・ノン・トロッポ アレグロ・オルディナリオ あれぐろ昆布漁 いいたい砲台 Grosse Valley Note ウェブラジオでクラシック音楽ライブ 「おかか1968」ダイアリー 音のタイル張り舗道。 オペラの夜 おやぢの部屋2 音楽のある暮らし(そして本も) 音源雑記帖 ガーター亭別館 河童メソッド ギタリスト 鈴木大介のブログ きままにARTSダイアリー ヽ['A`]ノキモメンの生活廃棄物展示場 クラシカル・ウォッチ 古楽ポリフォニックひとりごと 心の運動・胃の運動 コンサート日記 さまよえるクラヲタ人 瞬間の音楽 素敵に生活・・・したい! たんぶーらんの戯言 ディオニュソスの小部屋 ドイツ音楽紀行 弐代目・青い日記帳 爆音!!クラシック突撃隊♪ブログ。 ♪バッハ・カンタータ日記 ~カンタータのある生活~ はろるど ひだまりのお話 ひねくれ者と呼んでくれ 平井洋の音楽旅 ブラッセルの風・それから ぶらぶら、巡り歩き ベルリン中央駅 まめびとの音楽手帳 萌える葦、音楽をするヒト もぐらだってそらをとぶ やくぺん先生うわの空 ユビュ王の晩餐のための音楽 横浜逍遙亭 よし のフィルハーモニーな日々 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2010 & オペラとクラシックコンサート通いのblog リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」 りんごの気持ち.blog 六国峠@ドクター円海山の音楽診療室 私たちは20世紀に生まれた * * * CLASSICA Dmitri Dmitriyevich Shostakovich Pippo Classic Guide Public Domain classic WEBぶらあぼ クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~ クラシック・データ資料館 木曽のあばら屋 佐藤卓史公式ウェブサイト 柳の下 artscape ミュージアムカフェ 豊田市美術館 東京都現代美術館 川村記念美術館 * * * 管理人宛のメールはdsch_1906 ◆yahoo.co.jp までどうぞ(◆=@)。 以前の記事
2023年 07月 2022年 07月 2020年 07月 2019年 02月 2019年 01月 2016年 06月 2015年 09月 2015年 06月 2015年 02月 2014年 11月 more... 検索
その他のジャンル
ブログパーツ
記事ランキング
|
ファン申請 |
||