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【アニメ】のだめカンタービレ第18話

【アニメ】のだめカンタービレ第18話_c0060659_6484323.jpg【2007年5月31日(木) 東海テレビ(予定)

第18話は演出の完成度がなかなか高かったです。
ネタはLesson40(鬼千秋再来)Lesson41(R☆Sオケ本番その1)でしたが、随所にアニメならではのこだわりが感じられました。これまでの18週間分ではもっとも満足できる部類に入ると思う。

鬼リハ
リハーサルの場面、指揮だけは相変わらず止め絵ながら、久っしぶりに各人の弓が動いていました。原作どおりVaの(嬉しいことにちゃんと「音が合ってない」)分奏があったり、千秋が自らVnを弾いてオケメンバーを仰天させるシーンのゴーストさんもずいぶん気合が入ってて、音響の演出も◎。ぶっ続け5時間の練習にぐったりする面々の描写も含め、原作に巧く肉付けした面白みがありましたねー。

サクラチル
折られた指揮棒と指揮台のアイキャッチを挟み、BパートはR☆Sオケの本番その1。シューマン《マンフレッド》序曲から(練習シーンがなかったので省かれるかとヒヤヒヤしました)、くろきんのモーツァルトOb協奏曲ハ長調にかけては、けっこう長い時間を費やして曲を聴かせます。前者なんか序奏から主部の入りまでちゃんとやってくれて大満足!
後者に関して言えば、Obソロにかぶせてホールに吹き上がる花びらをCGで描写するという、いくぶん常套的ながら効果抜群の映像エフェクトがよかった。悶える大川先生も。

今週のクラヲタポイント
・ヴェルトラウムホールでしたっけ?原作ではワインヤード式のホールとして描かれてますが(バルコニーの張り出し方を見ると、元ネタはきっとみなとみらいの大ホール)、アニメでは作画の手間を省くためなのかRAやLAに相当するステージ脇のバルコニーが描かれず、おかげでワインヤードなのかシューボックスなのか判別できない謎の空間になってましたよ。。あのP席ってどこから入るんだろう(笑)
by Sonnenfleck | 2007-05-30 06:49 | on the air | Comments(6)
Commented by shuhei-onishi at 2007-05-30 10:48
こんにちは。
間違ってTBを2回してしまいました。済みません。
私もSonnenfleckさんと同じく、今回すごく良かったと思いました。でも最近、千秋役の声優さんが棒読み気味なのが気になってたりして。
ところでこのアニメ、残り放映回数(あと5回?)足りるんですかね?
Commented by Sonnenfleck at 2007-05-30 22:39
>shuhei-onishiさん
毎回ありがとうございます◎2つめのほうは消しときました。
千秋役の声優さんですが、私も「棒読み」には同感です…。基本的にプロっぽくて巧いんですけど、いつも翳りのない表面的なトーンでしゃべられると飽きが来ますね。今回は悪夢から目覚めた千秋がのだめに縋りつく名シーンがあったのに、いつもの強くて乾いた口調のままでがっかりでした。弱いところを見せるキャラ造形は玉木宏に軍配でしょうか。。
あと5回でのだめを覚醒させて、大川の土手シーンでラストのような気が…。キレイに終わるからそれはそれでいいんですけどね。
Commented by dr-enkaizan at 2007-05-30 23:40
毎度です
千秋の中の人関 智一氏は、なんとも微妙な立場でしょうね。本来なら、Gガンダムのドモンカッシュのような熱血なな起伏の大きい演技も出来るのですが、今回は手の内を知っている役かといえば・・・そうではないでしょうね、ただこの人へ演出が期待したと思う押し殺した演技は、嘗て評価が高かったフルメタル・パニックの場違いな学園生活を送ることになる雇兵相良宗介の演技あたりだったのですが・・どうも今回もそれが仇になったようですね。フルメタル・パニックシリーズはもついでお勧めします(笑)
追伸・・最近中の人家業も、「大手の社長の枕沙汰」が表ざたになり、なかなか大騒ぎになっていますね。
Commented by Sonnenfleck at 2007-05-31 22:07
>ドクター円海山さん
この方って「新」スネ夫の声もやっておられるんですね。。当該作品も含めきっと実力のある声優さんなのだろうとは思いますが…もともと(のだめに比べれば)記号的に造形されている千秋のキャラクタに厚みを持たすのは、そんなプロをしても難しいのかもしれません。何もせずともボケが用意される、そうして周囲の出来事によってのみ輪郭を規定されることになる「主体的でないツッコミキャラ」は、、なかなか厄介ですね。
Commented by dr-enkaizan at 2007-05-31 23:55
再度毎度です
>「主体的でないツッコミキャラ」
これですよ!!当に言い当ててますね(笑)このまえも言及したように原作はじつはかなり精密な構成や記号で成り立っていると思いますので・・その周囲の出来事も非常に音楽記号的だったり、単なる漫才だったりのニュアンスを違えて描かれているのはたしかで、この辺の感覚はクラ音楽関係に首を突っ込んでいないと中々ムズイんだとおもいますね。

このへんで演技の違いを出しやすく最近原作に慣れてきた演出と台本がサポートできるのですが、中々スケジュールなどの時間的制約でままならないベテランならではのジレンマがありそうですね。

 この点では、先んじて千人やレニングラードをBGMに使用したことがクラ的話題になって「涼宮ハルヒの憂鬱」では若い新人声優陣営のコンビネーションを作りやすくした演出や台本と対照的なような気がします。

Commented by Sonnenfleck at 2007-06-02 07:20
>ドクター円海山さん
そうなんですよね…。これを言ってしまうとまさに身も蓋もないんですが、狭量なクラヲタの視点で見てしまうと、特にリハのシーンなんかでは「スーパーで買ってきた音楽用語の切り身を並べてるだけ」みたいな印象が確かにあるのです。コマ割りや作画が原作の忠実なコピーであるだけに、中の人が戦うのは「各々のイメージ」という無敵の理想ですからねえ。
「涼宮ハルヒの憂鬱」は何かとネット上で話題みたいですね。円海山さんのところでも何度か取り上げられているのを拝見して、そのクラ演出にはなかなか興味があるところです。
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