感謝帝国の野望

最近多いと思いませんか。

「トイレをきれいに使用していただき誠にありがとうございます」
「順番を守っていただきありがとうございます」
「本を元の場所に戻してくださいましてありがとうございます」
「ゴミの分別回収にご協力いただきありがとうございます」


っていうやつ。前はそんなにみかけなかった気がする。
この新しいジャンルの警告文の名前を知らないので、勝手に「感謝型警告」と名づけますが、これが実に不快なのであります。(と思ってググったら、去年の12月くらいの日経にこの新しい警告文に関する記事があったらしい。そしてブロガー諸氏はそれを肯定的に捉えているようである。だいいち英語の言い方をそのまま借りてきただけですしね。偏屈なのは僕だけか。)

「ありがとうございます」とか言われているのがまた腹立たしくて、逆に「きれいになんか使用してやんねーよバーカ」というアナーキーな気分が一瞬巻き起こる。もちろんそのあときれいに使用するわけですが、こちとら自分の規範に基づいてマナーを守っているのであって、張り紙風情に礼を言われるために行動してるんじゃないのです。どうもこの手の警告は、警告者の独裁的な視線が感じられて気持ち悪いんだよなー。

「毎度静かに聴いていただきありがとうございます」
「演奏中は咳やくしゃみなど我慢していただきありがとうございます」
「プログラムやチラシが落ちないようにしっかりと持っていただきありがとうございます」
「当たり前のことですがビニル袋など持ち込まずにいただきありがとうございます」
「お分かりでしょうが飴を取り出すのを休憩時まで待っていただきありがとうございます」
「後ろのお客様のご迷惑を考え、身を乗り出さずにいただきありがとうございます」
「もちろん指揮マネなどせずにいただきありがとうございます」


なんという感謝帝国。
by Sonnenfleck | 2007-09-20 07:00 | 日記
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