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今年はこんなの聴きましたランキング'07<コンサート編>

忘年会も終わったし、そろそろシメなきゃならんでありましょう。
今数えたら2007年は34回のコンサートに出かけています。ただしラフォルジュルネの公演で水増ししてるので、数自体は例年に比べてかなり減少してますねえ。。2005年はモスクワ室内歌劇場のショスタコーヴィチ《鼻》、2006年はアーノンクール/CMWの《メサイア》が1位をさらっていきましたが、果たして今年は!

10位■ブリュッヘン/新日本フィル トリフォニー・シリーズ(1月)
→結局どのように捉えたらよかったのか、今でもわからない。

9位■武本京子ロマンティック室内楽 第2回「ピアノ五重奏の魅力」(9月)
→シューマンよかったッス。

8位■【LFJ】ダニエル・ロイスのストラヴィンスキー《結婚》(5月)
→メタリック。

7位■バッハ・コレギウム・ジャパン《エジプトのイスラエル人》@初台(11月)
→カエル。

6位■名古屋フィル 第333回定演(2月)
→沼尻氏のマラ6。名フィルの底力を聴いた。

5位■ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団@豊田(11月)
→贅沢したーという印象だけが核として残っているのが徐々に判明してきました(12月)。

4位■ドホナーニ/北ドイツ放送交響楽団@名古屋(5月)
→ドホナーニ先生最高。

3位■バッハ・コレギウム・ジャパン《ヨハネ受難曲》@名古屋(4月)
→ヨハネの烈しさをまざまざと見せつけられました。および浦野さん萌え。

2位■「武満徹を聴く、武満徹をうたう」コンサート その1その2(1月)
→武満のエッセンスを煮詰めた、最高に素晴らしい2時間だったと思う。本当に。

1位■バッハ・コレギウム・ジャパン《ロ短調ミサ》@名古屋(10月)
→BCJ的にはこれでもまだ通過点にすぎないんじゃないかと思われます。

以下選外ながら印象に残ったもの。
アファナシエフ Pfリサイタル(12月)
有田正広 レクチャーコンサート@宗次ホール(7月)
名古屋フィル 第337回定演(6月)
【LFJ】アントニア・コントレラスのファリャ(5月)
【LFJ】カルテット・ヴェーネレのバルトーク公開レッスン(5月)
名古屋フィル 第335回定演(4月)
グリーン・エコー第50回演奏会 《ミサ・ソレムニス》(3月)


今年は、行けて満足な公演よりも行けなくて悔しかった公演のほうが強い印象を残していて、そういう意味ではランキングに負のオーラが漂っている気がせんでもないですが。。《モーゼとアロン》とか、目白のガッティとか、日比谷のショスタコとかね。。

さてさて来年は名フィルの大爆発元年として長い間記憶される一年となるでしょう。日本のプロオケの中では間違いなく、最も前衛的でぶっ飛んだプログラムが組まれていると思う。発表当時「未定」だった08年5月定期のトロンボーン協奏曲が、ロータとマルタンの2本立てにパワーアップしましたし。皆勤狙いますよう。
by Sonnenfleck | 2007-12-22 09:15 | 演奏会聴き語り | Comments(11)
Commented by モザイク at 2007-12-22 11:14 x
こんにちは。
来期の名フィルとは心中するつもりでつき合わせていただく予定です。日本のオーケストラでこういうプログラムを拝めるとは…。反面次の年が多少心配ではありますが、フィッシャー氏に期待してます。フルート奏者時代にCOEで受けたアバドの影響でしょうかね、こういう一貫したテーマ性は?
アレッシ氏のトロンボーンでマルタンが聴けるのも楽しみです。HPでは当初ベリオだったと思いましたが(定期的にチェックしてしまいました、思わず)、変更になったようですね。
全てが楽しみな定期って、そう無いと思います。地元でアンサンブル金沢の定期(特に委嘱や初演)に通った日々を思い出しました。
Commented by モザイク at 2007-12-22 15:48 x
続けてすみません。
今年は余り聴きに行けなかったのですが、沼尻さんの「悲劇的」は良かったですね。第1楽章開始早々のトランペットのハイトーンがはずれた時はどうなるかとハラハラもしましたが、そもそも安心して聴く曲ではないのかもしれません。気がついたら終末、といった感じでした。席の関係でハンマーを拝めなかったのが痛恨でした。意識して席を取ったのに、それが仇となったようです。
ドホナーニのブラームスは最高でしたね。3番のトロンボーンの弱奏の美しいことときたらなかったです。1番/終楽章のコラールも同様に見事なハーモニーでした。「揃っている」ってこういうことなんだなぁと実感させられた次第です。
Commented by agu at 2007-12-22 19:18 x
私は今年結局131公演でした。
私の場合、夏に水かさ要因があります笑

Commented by やぐち at 2007-12-22 22:00 x
BCJの演奏がベスト10に3つも!私も年間140回程のコンサートに通っていますが、ベスト1は同じくBCJのロ短調@しらかわホールになりそうです。2位はBCJのマタイ@アンスバッハとOLCのエロイカ@いずみホールと、相変わらず鈴木ブラザーズに魅せられた一年でした。他にはLFJでのハンガリー勢によるバルトークのPF&PERCのソナタや井上道義氏によるショスタコ7,12,13が印象に残ります。
今年は残り4公演、BCJのメサイア2回と下野/読響の第九に武蔵野でのオルガンコンサートです。
Commented by Sonnenfleck at 2007-12-22 23:19
>モザイクさん
08-09定期が保守反動でブラームスとかチャイコフスキーとかだけになっちゃったらどうしようかと…今から本気で心配してます。。お金を出してる偉い人たちがアデスやホリガーにヘソを曲げてしまったらお仕舞いですからねえ。。せめてこんなブログからでも好意的な意見を発信していかねばと思ってます。
ドホナーニはもうちょっと聴いた時期が遅かったら、さらに上のランクに食い込んでいたと思われます。素晴らしい演奏でした。
Commented by Sonnenfleck at 2007-12-22 23:21
>aguさん
11月はオペラシティでどうもでしたー。
夏ね(笑) 相変わらず激しく聴きまくってるなあ。。ベストがなんだったかあとでこっそり教えてください。。
Commented by Sonnenfleck at 2007-12-22 23:26
>やぐちさん
今年はいつのまにかBCJを追っ掛けていました。OLCはなかなか東京から出てきてくれないのでもうしばらく聴いていませんが、エロイカよかったでしょうねえ。いいなあ。LFJのバルトーク、私も《結婚》の回の前半に聴きましたよ!響きの渦でしたね。
さてもBCJのメサイア、タイミングが合わなくていまだに一度も聴けてません^^;;
Commented at 2007-12-23 23:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2007-12-24 01:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Sonnenfleck at 2007-12-24 09:21
>aguさん
久しぶりの辛口が懐かしい(笑)
ナガノって一度も生で聴いたことがないので、来年のモントリオール名古屋公演はいちおう楽しみにしているところ。プログラムがつまらないので嫌だけど…そのほうが指揮者の中身がぶちまけられちゃうのかな。
沼尻氏は来年の2月にびわ湖で薔薇をやるらしく、今から楽しみ。
Commented by agu at 2007-12-24 11:44 x
今のところびわ湖はプローベには確実に行くと思いますー
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