熱狂の復習―5月2日(金)

c0060659_21375619.jpg雨もよい。水色コンバースを履いている人は見つからなかった。

【123】5/2 1715-1800 ホールB7〈ショーバー〉
●大ソナタ 変ロ長調 D617
●ロンド イ長調 D951
●創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D813
⇒デジュー・ラーンキ+エディト・クルコン(Pf連弾)


あてがわれた席が最後尾から2列目で泣けてきました。顔が見えるだけマシ?
男性二人のデュオだと思い込んでいましたが、出てきたのはなるほどラーンキ夫妻。
小プログラムの解説は大ソナタ 変ロ長調がモーツァルトを想起させると述べていたけれども、陰のあるマチエールは紛うことなきシューベルトであって、ガラスが砕けるような冒頭の分散和音が悲惨さを盛り立てます。次のロンド イ長調の最後でロンド主題が回想されるシーンとともに、意外と彫りが深いラーンキ夫妻の表現にドキドキ。
さても8つの変奏曲 変イ長調。これは珍味だなあ。
第4変奏はバッハのように厳しいフガート、対して第5変奏はベト7第2楽章にそっくり!

【114】5/2 2000-2050 ホールA〈シュパウン〉
●交響曲第8番ハ長調 D944 《グレート》
⇒クワメ・ライアン/ボルドー・アキテーヌ管弦楽団


熱狂の非公式インタビューがやや長引き、第2楽章から客席へ。
いやーなんというかー、これがとっても普通の安心グレートだったんですよ。
アルコール摂取のせいもあり、気持ちよくなって寝てしまいました。ライアンのラリホー。

【173】5/2 2200-2245 相田みつを美術館〈シュヴィント〉
●12のレントラー D790
●ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D664
○アンコール グリーグ:《抒情小曲集》 op.54 ~〈トロルの行進〉
         シューベルト:4つの即興曲 D935 ~ 第2番変イ長調
⇒シャニ・ディリュカ(Pf)


4年目にして初のみつを入り。狭い。。
ディリュカはスリランカ系の美人ピアニストでした。出てくる音には一切の翳りがなく、灼熱の太陽に照らされるかのような激しいタッチ。ただしシューベルトはそれも呑みこむ。
本プロでチケットが取れなかった即興曲の、それも最も愛するop.142-2をやってくれたので、恥ずかしながら落涙。放心するような美とは無縁の演奏だったけど、これもアリ。深い時間の熱いシューベルトに独特の感慨を覚えました。
by Sonnenfleck | 2008-05-09 21:38 | 演奏会聴き語り
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