熱狂の復習―5月4日(日)

c0060659_21101059.jpg整理しときたいのであと1回だけお付き合いください。

【331】5/4 0945-1030 ホールB5〈テレーゼ・グロープ〉
●弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D703 《四重奏断章》
●弦楽四重奏曲第13番イ短調 D652 《ロザムンデ》
⇒古典四重奏団


今回唯一聴けたカルテット。暗譜で有名な方たちですが、ライヴは初めてかなあ。
ところが、、アサイチのせいかこれがどーぅにも微妙な演奏で。
4人とも自分の声部を恙なく再生することに必死で、全然溶け合ってないように聴こえてしまったんですよ。前夜のトリオ・ショーソンのようなプラス方向の緊張感ではなく、合奏を整えよう整えようという刺さるようなマイナスの緊張感が漂っているので、こっちも聴き疲れします。そうなるとさらに、音程とか音色とか内声が聴こえてこない点とか、ラ・フォル・ジュルネの聴き方として相応しくないいつもの暗ヲタ志向が自分の中で芽生えてきて、ちょっと辛い45分間でした。
朝早いもんなあ。これが彼らのベストパフォーマンスではないことを信じたいッス。

【362】5/4 1130-1215 G409〈カロリーネ・エステルハージ〉
●ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D959
⇒フィリップ・カッサール(Pf)


暗ヲタ気質を引き摺りながらエレベータに乗ってG409へ。
カッサールはたぶんサービス精神に溢れているのです。バターがたっぷりついたシューベルトを弾いてくれて、それが大好きなD959だったので、とても悲しい気持ちになりました。
シューベルトでなければまた聴いてみたい。

【334】5/4 1500-1545 ホールB5〈テレーゼ・グロープ〉
●《雷雨の中の神》 D985
●詩篇第23番 《神はわが牧者》 D706
●《白鳥の歌》 D957 ~〈アトラス〉、〈彼女の絵姿〉、〈都会〉、〈影法師〉
●《夜》 D983c
●《夜の明かり》 D892
●ブラームス:《あこがれ》 op.112-1
●同:《夜に》 op.112-2
●同:《夕べの歌》 op.92-3
→トマス・ウォーカー(T)
  ベン・マルティン・ワイヤンド(Pf)
⇒ダニエル・ロイス/カペラ・アムステルダム


はろるどさんと同じで、3年前の《ミサ・ソレムニス》が忘れられないロイス+カペラ・アムステルダム。今回は「夜」を主題にしたプログラムでした。
しかし合唱を収容するにはB5は小さすぎる。
したがって、聴こえなくてもいいアラが少しばかり浮んできてしまうんですが、逆にあの環境で詩篇やブラームスをバシッと揃えてきたことを賞賛したいです。シューベルトに引き続いて聴くブラームスはいかにもテクスチュアが込み合っていて、いつも以上にグラデーションが細やかな感じがする。そういう微妙な様式の違いにサッと沿う様子が非常に巧妙でしたね。
たとえばシェーンベルク合唱団はデジタルかもしれないけど、カペラ・アムステルダムはアナログ・ハイビジョンかな(停波はしません)。来年はまた1年目のようにコンチェルト・ケルンと何かやってほしいなあ。クリオラとか。
ソロのウォーカーが喉を痛めそうな金切り声で、、心配になりました。絶不調?
by Sonnenfleck | 2008-05-11 23:07 | 演奏会聴き語り
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