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フォアマン×シェーファー『アマデウス』:サリエリをちょっと擁護してみる

c0060659_20594683.jpg【2011年9月18日(日) 18:00~ TOHOシネマズみゆき座】
<第二回 午前十時の映画祭~赤の50本>
●『アマデウス ディレクターズ・カット版』
 (1985年、カラー、181分)
→ピーター・シェーファー(脚本)
 ミロシュ・フォアマン(監督)

oyamadaさんのtwitterで上演を知り、出かける。これを初めて観たのは中学の音楽の授業、二度目は高校生のときに市販のビデオテープを買って、そして今回で三度目。
連休中日といえども日曜夜の回に観客が押し寄せるわけがない。お互いそれを狙って集まってきてるから、静かなものだ。誰かのポップコーンの香りが漂っている。

ああ。スクリーンで観る《アマデウス》がこれほどのショックを与えるとは。

レオポルドのウィーン訪問のあたりから急激に画面の色調が昏くなり、それは予想通り、1791年12月5日の朝のシーンでクライマックスを迎える(映画館というのはあんな暗闇を表現できるのか)。しかれども画面は最後に一転、画面に凡人の光が満ち、破顔しては赦しを与えていくサリエリの表情。呆然としてしまった。

+ + +

●自分は普段、こばんざめのような二次表現者として一次表現者との間に絶対的な壁を感じながら藝術を眺めているが、一次表現者同士にもこうした壁があるんだろうか。あるんだろうな。二次表現者は一次表現者に対して深い愛情を感じていればそれで済むが、一次表現者が上位の一次表現者に感じる愛情は、嫉妬の形をしなければならないんだろうな。そりゃあ苦しいよな。

●コンスタンツェがなぜあんなにサリエリを嫌うか、これまでいまいちピンと来てなかったんだが、ディレクターズ・カット版でその理由が判明した。そりゃーあの大事なシーンをカットしてたら、サリエリの悪行だけが目立つのは当然じゃん。まあつまり何が言いたいかというとコンスタンツェはおバカかわいいということだ。
●あそこでコンスタンツェをモノにできない、据え膳下げて寝る人間味。

+ + +

●音楽の使い方はやはり非常に巧みだった。《グラン・パルティータ》は言わずもがなだけども、何より今回、シカネーダーの芝居小屋で流れるモーツァルトのパロディ劇のシーンに強い衝撃を受けた(お馬さんからソーセージや鳩が出てくるやつね)。下品なジングシュピールに乗っかる旋律の親密な美しさが、直前に登場するサリエリのオペラセリアとの著しい対照をなしているんだよねえ。

●でも正当なセリアとして聴くと、むしろグルックの後継者としてのサリエリの「確かさ」を感じないわけにはいかない。バッハ以後ハイドン以前の音楽を無視する19世紀的音楽史観が、『アマデウス』を作劇させたということか。


↑グルック《オーリードのイフィジェニー》(1774年)から。2009年、ヴェロニク・ジャンスのイフィジェニー、ルセ/モネ劇場。


↑サリエリの《見出されたエウローパ》(1778年)から。2004年、ディアナ・ダムラウがムーティ/スカラ座をバックにエウローパの超絶技巧アリアを披露している。ぜひ聴いてみてください。名曲の名演奏だと思うよ。

●いっぽう、モーツァルトの《ポントの王ミトリダーテ》(1770年)は「セリアとしては」まったく失格だったかもしれない。


↑何しろシリアスじゃない。これはたぶん2005年のザルツブルク、ベジュン・メータがミンコフスキ/ルーヴル宮と一緒にファルナーチェのアリアを歌う場面。

●とりあえず、バルトリ姐さんのサリエリ・アルバムを買ってみようと思った。
by Sonnenfleck | 2011-10-01 21:22 | 日記

さようならザンデルリング

ドイツの指揮者クルト・ザンデルリンク氏が死去(YOMIURI ONLINE/9月18日)

日比谷で『アマデウス』を観て帰ってきたら、ザンデルリングの訃報を目にすることになってさらに放心。明日9月19日が彼の99歳の誕生日だったのだ。
8年間、封を破らないで取っておいたハルモニアムンディの引退コンサート箱を、いよいよ今夜は開けねばならない。いつもならばショスタコーヴィチを聴くところですが、真っ先にK491を聴くことにします。

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RIP.

by Sonnenfleck | 2011-09-19 00:30 | 日記

プイリエフ×ドストエフスキー『白夜』:非リア非モテの花道

c0060659_8531835.jpg【2011年9月10日(土) 15:00~ 浜離宮朝日小ホール】
<ロシア文化フェスティバル2011>
●『白夜』(1959年、カラー、97分)
→フョードル・ドストエフスキー(原作)
 イワン・プィリエフ(監督・脚本)

僕が映画にとことん疎いのを不憫に思った友人が、チケットを譲ってくれたもの。50年代のソヴィエト・リアリズム映画ってことで、先日の『グラス・ハーモニカ』の対極にあろうかと思う。視点が増えていくのが嬉しい。

ドストエフスキーの『白夜』って読んだことあります?『白痴』じゃないすよ。
自室に隠って妄想に耽るのが好きなヒキ青年「私」。これまでリアル女性と話したこともない。そんな彼がネヴァ川のほとりで出会った女性・ナースチェンカに一目惚れし、ナースチェンカの恋バナを友人として誠実に受け入れ、決定的に親しくなるも、その幸せの絶頂でナースチェンカは戻ってきた元カレに走り、「私」は心をざっくりと斬られて討ち死に。ああこれが俺の青春だったんだウォッカぐびぐび。幕。
Hélas!森見登美彦にリライトしてほしいよねえ。ネヴァ川を鴨川に変えてね。

僕は原作を読んだことがなかったから、どこまでがドストエフスキーでどこからがプィリエフという監督の脚色か判断できんのだけど、「私」とナースチェンカの話が最初から最後まで全然噛み合わないのがまことに痛々しかった。

全編、ネヴァ川のほとりのベンチで2人が話してるんだけど、「私」が「普段こんなの空想してるんです」と自慢げに披露する妄想シーンでの子どもっぽい活気と(森の奥の古城でチャンバラしたりしてる)、ナースチェンカのあくまで実体験に即した恋バナと、こんなのが噛み合うわけがない。

いちおうお互いに「私も空想家よ」とか「わかりますよナースチェンカ!」とか言い合うわけだが、当然痛さがこみ上げる。むろん「私」路線寄りの自分としては、その気持ちをわかってて保険扱いしながら弄ぶナースチェンカ爆発しろと思いましたがね。元カレに手紙を渡すのを手伝わせたりしてるしな。あー腹立ってきた(笑)

セットを組んで撮影されたと思われる華麗なペテルブルクの街並み。ナースチェンカの自宅の細やかなディテール。プィリエフという人は人民芸術家で、スターリン賞を6回も受賞して連邦議員にまでなってるので、この雰囲気が映画における社会主義リアリズムへの解なのかなと思う(ただしこの人は経歴がショスタコーヴィチにそっくりなので、この画面を鵜呑みにしていいか若干悩むところでもある>反体制の意志がこっそり隠れてたりするのかしら)
それから俳優たちの謎の熱い演技。突然歌い始めたりするのも可笑しい。特に主人公「私」を演じるオレグ・ストゥリジェノフの煌々と輝く病的な瞳にぞっとする。

+ + +

客層の高さはクラシックの比ではなく、往年の左翼インテリ、みたいな背筋のスッとした爺さんが多かった(会場では最年少だった自信がある)。まあなあ。ソヴィエト映画なんて今日び流行らないよなあ。あまりにも救われない結末に心底冷え冷えとし、観終わってから代々木のラーメン屋に行ってしまった。
by Sonnenfleck | 2011-09-18 09:00 | 日記

カムイヌプリ43度(後編)

承前(カムイヌプリ43度(前編)カムイヌプリ43度(中編))。

◆8月19日(金)
06:00 起床。前夜の雨も上がり、曇りではあるが一応の登山日和です。
      ・前夜のうちに朝食弁当をもらっておき、身支度だけして出発。

07:30 屈斜路湖畔からぐるりと北に回り込み、西別岳登山口に到着。
      ・同行者(先達)によれば、登山口はよく整備されているとのこと。
      ・山の麓は霧雨で、冷え込んでいる。雨具の上だけ着る。
      ・登山口のテーブルで朝食。登山靴を履き、準備体操。
      ・登山者名簿を見ると、われわれが今日の一番乗りのようだ。
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↑今回の登山ルート。西別岳から摩周岳までの縦走で、往復約15キロの道のり。

08:00 出発!
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↑こんなふうに、往きの西別岳は完全に霧に閉ざされていた。あたり一面に広がるクマザサが風でサワサワと揺れている。
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↑西別岳への最初の数キロは「がまん坂」と呼ばれる直線的な登り道(普通は九十九折になってジグザグに登るところを、ずどんと道が延びている)
「がまん坂」道標の上にクワガタあり。
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↑「がまん坂」はこの日の全行程中最初にして最大の難関。虚弱な東京住まいは心臓と肺が持たなくて、軽い頭痛を起こしながらの辛い登り。このデジカメは水平センサが付いているんですが、いかに非道な角度かおわかりでしょう。
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↑ガス。
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↑第一~第三お花畑、および「ごくらく平」と表記された空中庭園を通過して、西別岳山頂に到着。ガス。ここでは登頂の達成感よりも、手持ちの水がすでにこの時点で半分になってしまった恐怖が強い(水場なんかあるわけないのだ)。
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↑西別岳山頂で10分ほど休憩し、そのまま尾根伝いに摩周岳方面へ。だんだん植生も変わって、このへんは一面に蕗が広がる光景。コロポックルいるよ。
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↑そのままだらだらとした尾根を歩いていると、前方から熊鈴の音。単独で西別岳に向かう屈強なおじさんハイカーとすれ違う。
このあたりから霧は急速に晴れてゆき、濃い緑が目に入るようになってくる。やがて、摩周湖第一展望台から延びてきた登山道と、摩周岳への分岐点。
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↑分岐点を過ぎ、摩周岳方面に近づくも、だらだらした起伏のない山道が続く。しかし目前に現れた摩周岳火口壁に、テンションは上がり始めるのだ。

しかし。山頂まで0.3キロ、という道標が出てから、そこからが摩周岳の本領発揮であった。クマザサと白樺が生い茂る岩場を、アブにつきまとわれ、ドロドロになりながらよじ登る。考えてみれば遠くから見てあの形をしていて、火口壁の裏側を登るわけなんだから、この角度は当然のことなんだけど。何度も白樺の幹に掴まって、滑落の危機から助けられる。ありがとう白樺。
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↑11:30、ついに摩周岳に登頂。山頂は八畳くらいのガレ場で、一歩足を踏み外すとカルデラに真っ逆さまなのだな。ザックを下ろして、ふうっと息を吐き出す。
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↑カルデラ。丸い。
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↑ひとしきり興奮ののち、昼食にする。山頂には羽アリの巣があり、首筋など噛まれてしまったので、人間はちょっと離れて端っこに座る。同行者(先達)がウィダーを隠し持っていて、僕に呉れる。嬉しい。あんパンも甘い。本当に。
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↑ちょっと晴れてきた。太陽が照ると摩周のブルーが深く輝く。
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↑実は上空には無数のツバメが飛んでいて、アブや羽アリやトンボを食べているようだった。ツバメ返しのひょうっ、ひょうっ、という音のほか、何の音もしない。
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↑再びここに来ることはあるのだろうか。
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↑12:30、名残惜しいがここが折り返し地点なので、下山を始める。
道すがら、美しい彩色の蝶が花にとまっていた。
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↑往きはガスが掛かって見えなかった摩周岳。降りて見返せば山頂が見える。よく登ったものだ。
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↑これもガスが晴れたおかげ。摩周岳と西別岳の中間くらいにある又牛別(マタウシベツ?)岳から振り返ると、天国的な眺望が開けていた。
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↑西別岳に戻ってくると、往きほどではないがやっぱり霧のまま。くだんの「がまん坂」は今度はだらだら下りの「逆がまん坂」となって膝に襲いかかるのであった。。
14:00、無事に西別岳登山口まで帰り着く。山道15キロを6時間だから、素人にしてはなかなかのペースじゃないかと同行者(先達)が言っていた。
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↑装備を解き、しばし達成感に浸る。そのまま養老牛温泉に直行し、この日の宿「ホテル養老牛」にチェックイン。標津川沿いの露天に入って疲れをほぐし、あとは風呂上がりにサッポロクラシックを一気に飲み干す。こんなに美味いビールもない。

+ + +

18:00 夕食。何もかも美味い。地物のじゃがいも焼酎「きよさと」を味わう。
20:30 寝てしまう前に再び露天風呂。
      ・耳を澄ましていると、シマフクロウの豊かなバスが聴こえる。
      ・2年前も聴いている。間違えようがない。
      ・ヴォーヴォウ、ヴォーヴォウ…
      ・夜の森を前に、素っ裸で湯に浸かっていると、独特の感じがする。
      ・それは、世界への所属感と言っていいかもしれない。

おしまい。
by Sonnenfleck | 2011-08-24 22:53 | 日記

カムイヌプリ43度(中編)

承前(カムイヌプリ43度(前編))。

◆8月18日(木)
11:30 知床五湖トレッキングを終えて、昼食を摂るためにウトロへ。
      ・宇登呂なのに、なんでどの看板もカタカナ表記ですか?

12:00 昼食は漁港の中にある「漁協婦人部食堂」。この感じたまらんよね!
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↑漁船に群がるカモメども。
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↑胴回りが太い。
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↑普通の観光客向けの飲食店とはずいぶん離れて存在している。観光客もいるし、地元の若い漁師さんもいた。
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↑お目当ての「鮭イクラ親子丼」。涙が出るほど美味い。イクラがこんなに美味い食べ物だとは思わなかった。しばし無言で噛みしめる。お母さんたちも優しい。

12:30 食後「オロンコ岩」60メートルを登攀。漁港に聳え立つ奇岩である。
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↑岩のてっぺんでアイヌが戦いを繰り広げたという伝説があるらしい。しかし本州のように神社なんか建ってないのが北海道の好いところよね。

14:00 再び斜里方面に戻り、今度は屈斜路湖方面へ。長いドライブ。
14:15 一昨年に続いてまた硫黄山に来てしまった。楽しいんだもん。
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↑いまだに謎なのだが、ここはどうして硫黄の噴出口のすぐそばまで立ち入れるんだろう。そしてなぜこんなにマイナーな存在に甘んじているんだろう。僕は写真を撮るために噴出口に近づいた数分で頭痛に襲われましたうひょー楽しぃー

15:00 同行者の提案により、屈斜路湖畔の「砂湯」を偵察。
      ・湖畔のある区域は、砂浜を掘るとじんわりとお湯が染み出す。
      ・ここを砂湯と呼ぶ。そしてお湯は意外に熱い。
      ・水着着用を勧める。
      ・クッシーは死んだか。

15:30 本日の宿、仁伏(にぶし)温泉「屈斜路湖ホテル」へ。
      ・宿は適度に古めかしいが、最強のレイクビュー。
      ・女将さんは西別岳登山小屋の管理もされているとのこと。
      ・ここ仁伏温泉の湯は源泉45℃。掛け流し。湯船は激烈に熱い。
      ・肩まで浸かっていると痺れるような感覚がある(茹で)。

後編へ続く。
by Sonnenfleck | 2011-08-23 13:44 | 日記

カムイヌプリ43度(前編)

ヒグマに囓られずに無事に帰ってきました。道東は予想通り最高気温22度くらいで、すでに長袖の世界。灼熱の東京に帰ってきたときのギャップを楽しもうと思ったら、東京もずいぶん涼しくなったんですのう。

◆8月17日(水)
16:15 羽田発 AIR DO(ANA)77便 女満別行きに搭乗。揺動激烈。
      ・僕は窓の外に彩雲を見た。彩雲は上空では円形であった。
      ・AIR DOの紙コップはいつもかわいい。
18:00 女満別着。今回の同行者(先達)と落ち合い、レンタカーを借りる。
      ・予約車が事故により到着せず、なんとプリウスが用意されておった。
      ・初プリウス。独特の操作感。機械式じゃなくクォーツだな。
      ・あ、悪い意味じゃなくて。

18:30 今夜の宿は網走駅前「ホテル美園」。とにかく安い。そして古い。
19:00 網走に詳しい別の友人から薦められた「蒸汽船」という居酒屋へ。
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↑「オホーツク盛り」。すでにしてただ事でない旨さである。枝豆も、ホタテバター焼きも、ホッケも、〆の筋子おにぎりも、悉く美味。地元のお客さんが多いのも納得。。これまでに訪れた北海道の居酒屋の中でもトップクラスのお店でした。

22:30 「ホテル美園」。部屋のお湯が出なくて焦る。やがて出る。寝る。

◆8月18日(木)
06:20 起床。曇り。さみー。
07:00 「ホテル美園」朝食。たいへん美味。民宿だと思えば最強である。
07:30 出発。斜里国道を知床方面へ90キロほど走行。鉛色のオホーツク海。

09:00 やがて国道沿いの斜面に見える「オシンコシンの滝」。
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↑予想もしなかった大きさです。だばだばとそのままオホーツクに注ぐ。知床半島の断崖絶壁ぶりをよく示している。

09:30 ウトロの街を抜けてさらに登ると「知床五湖」ビジターセンターに着く。
      ・現在、五湖への立ち入りは完全予約制です。
      ・10分間のレクチャー番組を見、主にヒグマ対処法を学びます。
      ・われわれが参加した09:50の回は定員40名いっぱい。
      ・それでも歩き始めると十分な静寂が保たれる。いい方式だ。

09:50 五湖トレッキングに出発。
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↑こんな感じで原生林である。ヒグマの住み処にお邪魔する。
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↑澱み
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↑茸
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↑門
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↑過去
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↑十字

+ + +
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↑森の奥のエリアを80分ほどで歩ききると、やがて高架木道のエリアに入る。ここはレクチャーを受けずに立ち入ることができる「安全な」区域で、7000Vの電気牧柵によって囲われている。植生がこれまでとまったく異なるのは、開拓民たちが牧草地として切り開いた痕跡とのこと。
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↑人間の濃密な気配を感じながら高架木道を歩く。

中編に続く。
by Sonnenfleck | 2011-08-21 19:28 | 日記

華氏140度:20

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摩周岳山頂にいる。凄い眺望。
by Sonnenfleck | 2011-08-19 11:30 | 日記

なつやすみのとも2011

【旅程】
◆17日(水) 羽田空港→女満別空港→網走
◆18日(木) 網走→知床五湖→フレペの滝→オロンコ岩→仁伏温泉
◆19日(金) 仁伏温泉→西別岳→摩周岳→養老牛温泉
◆20日(土) 養老牛温泉→中標津空港→羽田空港

今日から夏休みです。
昨年の熊野詣により、俄に山ボーイと化した私。摩周岳も西別岳も標高はそんなに高くないみたいだが、ヒグマに囓られないように気をつけて登ってきます。また、養老牛温泉は2年ぶり2回目。シマフクロウはまた見られるだろうか。

【旅のお供】
・MILLET ECRINS II 30
・Salomon EXIT PEAK MID 2 GTX ← NEW!
・RICOH CX2

行ってきます!
by Sonnenfleck | 2011-08-17 09:32 | 日記

夏から秋にかける音楽的予定たち

チケット購入済みのもの。このほかも気分とひまに応じて。

◆08月07日(日) 14:00@紀尾井ホール
 「絆」東京藝大附高卒業生男性5人によるPIANO CONCERT
◆08月22日(月) 19:00@サントリーホール
 「サントリーサマフェス2011」映像×音楽(管弦楽)
◆08月27日(土) 16:00@サントリーホール小ホール
 「サントリーサマフェス2011」無声映画『瀧の白糸』溝口健二×望月京
◆08月27日(土) 19:00@サントリーホール小ホール
 「サントリーサマフェス2011」映像×音楽(室内楽)
◆09月04日(日) 14:00@東京オペラシティ
 トゥルコヴィチ/都響「作曲家の肖像《モーツァルト》」
◆09月09日(金) 19:00@日本福音ルーテル東京教会
 「Georg Philipp Telemann Ⅴ」
◆09月10日(土) 18:00@NHKホール
 ブロムシュテット/N響《新世界から》など
◆09月18日(日) 18:00@TOHOシネマズみゆき座
 『アマデウス』ディレクターズ・カット版

◆09月23日(金) 13:00@近江楽堂
 アンサンブル・ディアマンテ「織り込まれた宝石」
◆09月23日(金) 18:00@白寿ホール
 大井浩明POC♯6「クセナキス歿後10周年・全鍵盤作品演奏会」
◆10月15日(土) 14:00@サントリーホール
 メッツマッハー/新日フィル|アイヴズ+ショスタコーヴィチ
◆10月15日(土) 18:00@NHKホール
 プレヴィン/N響《ドイツ・レクイエム》
◆10月22日(土) 15:00@NHKホール
 プレヴィン/N響《トゥーランガリラ交響曲》
◆11月11日(金) 19:00@NHKホール
 コウト/N響《大地の歌》など
◆11月13日(日) 15:00@所沢ミューズ
 アリーナ・イブラギモヴァ→バッハ
◆11月20日(日) 15:00@トッパンホール
 〈ル・プロジェ エマール 2〉コラージュ─モンタージュ 2011
◆01月14日(土) 15:00@三鷹芸術文化センター
 フライブルク・バロック・オーケストラ→管組尽くし
◆02月26日(日) 13:00@浜離宮朝日ホール
 メルニコフ→ショスタコーヴィチ《24の前奏曲とフーガ》全曲

+ + +

すでに毎夏の東京ではちょっとした呼び物である、藝大高校OB5人のピアノユニット「絆」の公演が今週末に迫っています。
毎年テーマがあって、ちょいマニアックな選曲に胸躍る感じでしたが、今回は特にテーマを持たせずに、東日本大震災犠牲者への祈りを音楽で表す由。

●モーツァルト/リスト:《レクイエム》より
●リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S.244
●シューマン:《森の情景》op.82
●ベートーヴェン:Pfソナタ第32番ハ短調 op.111
●バーバー:Pfソナタ変ホ短調 op.26
●スクリャービン:Pfソナタ第3番嬰ヘ短調 op.23

といったふうに各人の勝負曲が並ぶ中で、当ブログにて勝手に応援中の佐藤卓史は、ベートーヴェンの32番を持ってきてます。本人に聞いたところでは当日券もありそうということなので、真夏にいつも不足する「硬派なクラシック」をお求めの方はぜひお運びください。チケ代も安いし!
by Sonnenfleck | 2011-08-03 22:45 | 日記

モテるクラシック音楽系女子力を磨くための4つの心得

高度なネタと見なされて愉快なパロディがたくさん生み出されている「モテる女子力を磨くための4つの心得」。ちょっと今更感もありますけれども、一丁クラでもやってやるです。冗談のわからない方はスルーしといてください。

+ + +

こんにちは、クラヲタ女の少なさを逆手に取る研究をしているエビサワ嬢です。私は楽理もわからないし楽器も弾けませんが、クラヲタ男子の心に関してはプロフェッショナル。今回は、モテるクラヲタ系女子力を磨くための4つの心得を皆さんにお教えしたいと思います。

1. あえて西ドイツプレスのDECCAを飲み会に持っていく

あえて西ドイツプレスのDECCAを持って行くようにしましょう。そして飲み会の場で好みの男がいたら話しかけ、わざとらしくCDを取り出して蛍光灯に当てて検盤するふりをしてみましょう。そして「あ~ん! このCD本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお~!」と言って、男に「どうしたの?」と言わせましょう。言わせたらもう大成功。「ショルティとかドホナーニとかデュトワとか好きでぇ~! ずっとコレ聴いてるんですけどぉ~! 蒸着が剥げかかって無音のとこがあるんですぅ~! ぷんぷくり~ん(怒)」と言いましょう。男は80年代の録音に軽いノスタルジーを感じる習性があるので、ディスクユニオンに初発盤を高く売って、そのお金で再発盤の廉価BOXを買い直しているはずです。

そこで男が「新しいBOX買わないの?」と言ってくるはず(言ってこない空気が読めない男はその時点でガン無視OK)。そう言われたらあなたは「なんかなんかぁ~! 最近ブーレーズのマーラー全集が人気なんでしょー!? あれってどうなんですかぁ? 新しいの欲しいんですけどわかんなぁぁああい!! 私かわいそーなコ★」と返します。すると男は「それってジンマンのことでしょ? ブーレーズはまだ出てないよ。本当に良くわからないみたいだね。どんなのが欲しいの?」という話になって、次の休みの日にふたりでタワレコ渋谷のデートに行けるというわけです。あなたの女子力が高ければ、男が満タンのポイントカードを譲ってくれるかも!?

2. Twitterで><を使うとモテる

「ディミヌエンド」とか「クレッシェンド」などを表現する「><」をコメントに入れると、Twitterの男性ユーザーは「なんかこの子強弱がくっきりしてるなぁ」と思ってくれます。インターネット上では現実世界よりもイメージが増幅されて相手に伝わるので 「><」 を多用することによって、男性はあなたを感情豊かな女性と勘違いしてくれるのです。
なお「>」はアクセント記号と混同されることがありますが、論争になるのはせいぜい未完成交響曲の第1楽章ぐらいなので気にしないようにしましょう。

3. とりあえず男には「えー! なにそれ!?  知りたい知りたーい♪」と言っておく

飲み会などで男が女性に話すことといえば未聴CD枚数の自慢話ばかり。よって、女性にとってどうでもいい話です。でもそこで適当に「へぇーそうなんですかぁ~?」とか「よくわかんないですけどすごいんですねぇ」と返してしまうと、さすがの男も「この子、俺様のフルトヴェングラー覆刻コレクションに理解がないな」と気がついてしまいます。佐川のお兄さんがポストに入れた不在票を見てヒステリーを起こすのだとバレたら終わりです。そこは無意味にテンションをあげて、「えー! なにそれ!?  知りたい知りたーい♪」と言っておくのが正解。たとえ興味がない話題でも、テンションと積極性でその場を乗り切りましょう。積極的に話を聞いてくれる女性に男は弱いのです。

いろいろと話を聞いたあと、「マルチバイ30%+ポイント15倍は0.7/1.15だから=0.609、39.1%オフなんですね! 覚えたぞぉ! メモメモ!」とコメントすればパーフェクト。続けて頭に指をさしてくるくる回しつつ「ランランラン! ランランラン!」と言って、「どうしたの?」と男に言わせるのもアリ。そこで「ランランの変顔のイメトレをしているのでありますっ☆」と言えば女子力アップ! そこでまた男は「この子ホワイトハウスで海道東征をピアノ編曲して弾いてくれるかも!?」と思ってくれます。私は知識はさっぱりですが、こういうテクニックを使えば知識がない私のような女のほうがモテたりするのです。男は優越感に浸りたいですからね。

4. コンサートホールでは1階席1列目を選べない女をアピールせよ

男と当日券売り場に行ったら、真っ先に1階席1列目の空席を探して「あーん! 私これ選べないんですよねぇ~(悲)」と言いましょう。するとほぼ100パーセント「どうして? 嫌いなの?」と聞かれるので、「嫌いじゃないし座りたいけど座れないんですっ><」と返答しましょう。ここでまた100パーセント「嫌いじゃないのにどうして座らないの?」と聞かれるので、うつむいて3~5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。「……だって、……だって、いつもここに座ってる人たちが座れないじゃないですかぁっ! いつもの人たちかわいそうですぅ! まだ開場もしてないのにぃぃ~(悲)。みんな遠慮して1列目は予約しないんですよ……」と身を震わせて言うのです。

その瞬間、あなたの女子力がアップします。きっと男は「なんて優しい天使のようなコなんだろう! 絶対にゲットしてやるぞ! コイツは俺の女だ!」と心のなかで誓い、あなたに惚れ込むはずです。意中の男と付き合うことになったら、そんなことは忘れて好きなだけ1階1列目を選んで大丈夫です。「座れないんじゃなかったっけ?」と言われたら「大丈夫になった」とか「あなたの好みに付き合っていつもLAじゃやだ」「たまには私もかわいい女性ソリストを凝視したい」と言っておけばOKです。

(文=MOZマネジメント・エビサワ嬢)

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[参考リンク]
モテる現代思想系女子力を磨くための4つの心得
もてる栄養士系女子力を磨くための4つの心得
モテる鉄道系女子力を磨く4つの心得
H.P.ラブクラフトが教える「モテる女子力を磨くための4つの心得」

本物の女性クラヲタの皆さま、すんませんした。笑って許してくださいね。
by Sonnenfleck | 2011-05-18 21:54 | 日記