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朝からルーセル。

c0060659_7152248.jpg「からるー」の部分が発音しにくいな。
今週はどうも疲れの抜けない一週間であったです。

そんな土曜の朝から何を聴いているかというと、デュトワ/パリ管《バッカスとアリアーヌ》なのであります。
「バカアリ」には幾多の名盤がどどどんと聳えていて、優れて健康的な交響曲全集を残したさすがのデュトワも、この曲の録音においてはちょいと目立たない存在。検索してみても、どうやら8年前に発売されたULTIMAシリーズを最後に現役盤は出ていない。

このバレエ音楽についてはそれほど多くの聴き比べをしているわけではないんですが、いざ「バカアリ聴きTEEEEEEE」と感じたときに、なんでクリュイタンスでもマルティノンでもなく、比較的目立たないデュトワの演奏に手が伸びるのかなあと思うわけですね。

おそらく、この演奏に魅力を感じ取るとすれば、ルーセルの書いた管弦楽の独特の柔らかみがストレートに刻印されている点に尽きるんじゃないかと。打楽器や金管が突出することもないし、第2幕の終盤でガツガツすることもなく、デュトワが最低限のリズムを確実に整えた上にパリ管のふんわりとした響きが乗っかっている。微温的だと言われると…ううむ…反論できないところはありますが、マルティノンが刺激的なスパークをあちこちにちりばめているのとは対照的に、この穏やかさはやっぱり捨てがたいのですよ。

で、2005年に録音されたエッシェンバッハ/パリ管の演奏は、第3の方向として「エロまっしぐら!」なのではないかと思われますが^^;; 聴かれた方、いかがでしたか?
by Sonnenfleck | 2007-05-26 08:08 | パンケーキ(20)

日曜にルーセルと新橋の優しさが沁みた話

c0060659_2215697.jpgH19/1月度東京遠征の顛末。
錦糸町→溜池山王の翌日、パルテノン多摩までブリュッヘン/新日フィルを追いかけるつもりでいました。
しかしダブルヘッダの疲労(溜池山王駅からアークヒルズまで走って汗かいたのがまずかった)と、容赦なく乾燥したホテルの空気のせいで…翌朝すっかり風邪っぽくなってたわけです。
チェックアウトまで粘ってぐったりしていたけどどうも悪寒が収まらないので、多摩センター行を諦めて東京駅へ。

しかーし。微熱でとろりとした脳味噌の中で、どうしても新橋キムラヤが諦めきれない。
Brilliantに関してはおそらく国内最安値のキムラヤ。ここで買わずしてどこで買う。ヲタ的情動に突き動かされるようにして新橋で下車ですよ。
こうして手に入れたのが、ルーセルの室内楽曲全集(3枚組980円也)なのですね。
たぶんダンディの弟子だったころ真面目に作曲されたピアノ三重奏曲 op.2から、すっかり脂が抜けきって飄々と無調をさまよう弦楽三重奏曲 op.58まで、ルーセルの瀟洒な雰囲気(ラヴェルの左、ドビュッシーの右というところか)がぎゅっと濃縮された素晴らしいセット。

これはもともとOlympiaの録音なのだけど、魂を抉るようでもなければ、藝術の深淵を垣間見せるわけでもなく、心静かに聴ける軽めの演奏が収録されてるのがミソです。2曲あるヴァイオリン・ソナタを担当するカントロフはさすがの貫禄で美音を轟かせてるけど、その他を担当してるシェーンベルク四重奏団のメンバーがみな気楽なアンサンブルをやってて和む。日曜の朝に珈琲でも飲みながら聴くにはちょうどいいなあ。

+ + +

ふらふらとキムラヤを罷り出、そういえばSL広場にマツキヨがあったなと思う。
つまり、そこにいたのは女子大生のアルバイト店員ではなかった。葛根湯エキスをレジに持ってきた僕に、昔気質の薬屋のおっさんが話しかけてくれます。
「風邪引きました?それなら飲んできなよ。ああビンは捨てとっからいーよ。お大事にね」
―ありがとうおっさん。おっさんのおかげで風邪治ったよ。。
by Sonnenfleck | 2007-02-04 11:18 | パンケーキ(20)