続・人吉のみち、とホロヴィッツ

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人吉市街の中心部に鎮座する青井阿蘇神社の社殿や楼門が国宝に指定されたのが今年の6月。街は「47年ぶりの神社の国宝指定」「日本最南端国宝建造物」に沸き返っている、のかしら。そこら中に国宝指定を喧伝する幟がはためくも、非常に静かな夕方の国宝でした。

写真は、急峻な茅葺の屋根を持つ楼門。造りはゴツいけど近づくと細部まで華麗な装飾に彩られているのがよくわかります。京都の社寺なんかとはまったく趣が異なるし、形状も色彩も妙にヴィヴィッドで異国風というか、ちょっと出会ったことのないような風合い。拝殿から見通す本殿、夕方なのにギラリと光っていたです。

昨日は朝のうちに人吉を発って一路宮崎へ。
道中のクルマでNHK-FMを聴いていたら、リスト編曲版をさらにブゾーニが編曲し直した《フィガロ・ファンタジー》が流れてきて驚きました。
これも風合いの奇妙さでは南方の国宝に負けておらず、ミルク色の靄の中から遠くモーツァルトがこだましてくるようで、予想以上にグロテスク。演奏は20代前半のホロヴィッツによるピアノロール録音!
by Sonnenfleck | 2008-11-07 05:45 | 絵日記
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