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バイバイ、ヴァーリャ…

В Москве скончался основатель легендарного квартета имени Бородина, виолончелист Валентин Берлинский (12月15日/NEWSru.com)
Russian Cellist Valentin Berlinsky, Founder of Borodin Quartet, Dies at 83 (12月17日/PlaybillArts)
Obituary: Valentin Berlinsky (12月19日/guardian.co.uk)

ボロディン四重奏団の創設メンバーであったチェリスト、ヴァレンティン・ベルリンスキーが、12月15日に亡くなったそうです。「拍手は指揮者が手を下ろしてから」さんで知りました。
昨年はロストロポーヴィチ、今年はベルリンスキー、とショスタコーヴィチを知る芸術家がみな「歴史」になっていくのを、ファンはこうしてなすすべもなく見守るしかない。。合掌。

◆Borodin - Shostakovich Quartet 2 Op 68, Waltz


ショスタコーヴィチのワルツを聴いて、在りし日のヴァーリャを偲ぶことにします。
by Sonnenfleck | 2008-12-21 10:05 | 日記 | Comments(2)
Commented by yusuke at 2008-12-21 20:11 x
ここで知りました。
こうやって歴史が後へ後へと退いていくのを見るにつけ、同時代に生きていながら大してアンテナをはらずにぼーっと過ごしていたことが悔やまれます…。とりわけ「ソ連」がからんでくると嫌でも時代的な断絶を意識させられますしね。
Commented by Sonnenfleck at 2008-12-22 22:39
>yusukeさん
お返事遅くなりました。昨年か一昨年か、彼らが来日したときにベルリンスキーを聴くことができなかったのが悔しいです。無念です。
事項が歴史になっていく様子は、ベルリンスキーが亡くなったようにそれぞれ個的で、何よりその人が何をした人なのかという点にかかってくると思うんです。でもまさにおっしゃるように、その人が今はもうない国家でずっと活動していたというその一点が、我々を少し特殊な気持ちにするのも確かですね。自分のように、「文化としてのソヴィエト」に自分勝手な郷愁を寄せている人間を、日本語圏の一部では「社会趣味者」と呼ぶらしいです。
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