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誰かがいつも君を見ている

誰かがいつも君を見ている_c0060659_658696.jpg僕が出かけるコンサートにおいて、物凄い高確率でお見かけする方がいます。
その方が発見しやすい容貌をされているというのもあると思うんだけど、それにしてもよくお会いします。先方の興味の対象や趣味が僕と完全に一致しているか、もしくは先方がすべての公演に足を運ぶウルトラコンサートゴアーなのか、それはわからない。ただ、そもそもこのブログを書き始める以前からたびたび遭遇していたし、東京から名古屋に移って、名古屋以西の注目公演でも何度か見かけたし、直近ではハイティンク/シカゴ響とブリュッヘン/新日フィルで2週連続のニアミスになってしまった。席が近いことも多い。

今回はさらに、《天地創造》を聴いたあと新宿のディスクユニオンに立ち寄ったのですが、そこでもバッタリやってしまった。行動パターンまで一緒だ。なんということだ。
でも一度も声を掛けたことはありません。むこうがこちらを認識していない可能性も十分にあって、「よくお会いしますね!」というコメントが謎な雰囲気になってしまうかもしれない。

案外、この文章を読んでいただいているあなたかもしれませんね。狭い世界ですもの。
いつか言葉を交わすことはありますか。
by Sonnenfleck | 2009-02-10 06:59 | 日記 | Comments(7)
Commented by pfaelzerwein at 2009-02-10 07:52 x
私も同じような人がいます。モルティエー時代にはザルツブルクの天井桟敷で何時も会っていて、また楽友協会でもあったのでヴィーンの人だと思っていたのですが、今はフランクフルトの定期会員です。一度声をかけようと思うようになると意外に顔を向けてかち合わせることが少ないのです。どうもお互いに歩みを調整して喋らないようにしているかのようです。正直、よい年した熱心な親仁と何時もかち合うのはお互いにご免と思っているに違いないです。

「あんた、白髪が増えて一寸落ち着いた感じになったんだから、平土間に行けよ!」と鏡に向って叫んでいるようなものです。
Commented by mamebito at 2009-02-10 08:30
私も日本で同じような方がいます。Sonnenfleckさんと私の趣味と「発見しやすい容貌」を重ねると、同じ人を指していたりして。自分も1週間に何度かお目にかかったし、知人の小さなリサイタルにもいらしていたのにはひどく驚いた記憶があります。
同じくお声はかけていません。でも自分が逆の立場で丁寧に声をかけられたら、喜んで笑顔を返すだろうなとも思ったりします。コンサートホールの客席に集う仲間って不思議な関係ですね。
Commented by snow_drop at 2009-02-10 09:25 x
私もいます(^^; 今日も○○のおじさんいるね!とか、△△おじちゃんもいつもの最前列にいたね!なんて勝手に愛称をつけて、連れとの話題にしてしまうほどです。
あ?そういえば、何故か、おじさまが多いですね~(^^;
Commented by アルチーナ at 2009-02-10 10:59 x
私も良く合う方がいます。Sonnenfleckさまがおっしゃってる方と同じかな?とも思いますが、ブリュッヘンは6日にお見かけしたので違う方かも・・
snow_dropさんのおっしゃる二人目の方は分かります・・
Commented by Sonnenfleck at 2009-02-11 09:38
>pfaelzerweinさん
なんだか素敵な光景に感じますよ。。お互いに気づいているけど踏み込まないという感覚も、平土間の社交ではなくて、純粋に音楽を聴くために集まっている間柄ならありうると思います。
Commented by Sonnenfleck at 2009-02-11 09:52
>mamebitoさん
私も逆の立場で声を掛けられたら嬉しいです。しかしやっぱり皆さんそういう方をお持ち(?)なんですね。演奏会会場って開放されきった「私」が横一線に並んで「公」を形成しているというか、ちょっと特殊な状況ですから、開放された「私」に踏み込んでいいのかなあという迷いが強いのです。
Commented by Sonnenfleck at 2009-02-11 09:55
>snow_dropさん
>アルチーナさん
snow_dropさんの二人目の方は私も知っています。よくお会いするというよりも、本文の表現を使うと「ウルトラコンサートゴアー」の存在に近いんでしょうが。。
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