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on the air:チョン・ミョンフン/東フィル ブラームス・ツィクルスⅠ

金曜日お仕事@大阪→名古屋で会社同期と一席→名古屋泊→土曜お仕事@名古屋→名古屋で同僚たちと一席→土曜深夜帰京。名古屋でも雪が降るくらい寒かったこともあって今回は特に疲れたああ。
いろいろ行きたいコンサートもあれど、体力の乏しいリーマンは家で休養しなければならない。…って寝てたらもう夜だよ!午後のギーレン特集聴きたかったよ!
昼食だか夕食だかよくわからない食事を摂って、FMにかじりつく。

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c0060659_22121924.jpg【2009年7月24日 サントリーホール】
<ブラームス>
●交響曲第1番ハ短調 op.68
●交響曲第2番ニ長調 op.73
⇒チョン・ミョンフン/東京フィルハーモニー交響楽団
(2010年2月7日/NHK-FM)

一時期どっぷりとはまっていたウェブラジオ。
2004年製のPCがそろそろ発熱を伴うようになってきて、負荷を掛けぬように最近はアクセス凍結中です。「on the air」カテゴリも久しぶりね。
久しぶりといえばチョンも東フィルもずいぶん久しぶり。いつごろからか東フィルの定期演奏会がほぼすべて平日に移行してしまったために、在京オケの中でも最もライヴで聴く機会の乏しいオケになってしまった(新国立劇場のピットに入っているときは別だけども)。久しぶりだ。どうだろうか。

いや、いいねえ。もんのすごくいい。

半ば強引に、音響をグイグイと前に持っていくチョンのスタイルは以前聴いていたまま、しかし東フィルがそれに応じる能力が着実に進化しているように思った。
チョン・ミョンフンの直截な音楽趣味を10年近くにわたって注ぎ込まれてきた結果なのかなあ。オケの側に、燃焼することに対する抵抗みたいなものがもう全然なくなってるんですよね(ノリのいい指揮者の下でもノリきれずにぶすぶすと不完全燃焼を起こされてしまうと、ノリの悪い指揮者と一緒にノリの悪い演奏をされるよりもなお、客としては空しい気持ちになる)

ブラ1もブラ2も、ひたすらシンプルに、熱い音楽をやってやろうというスピリットを燃やして運転が行なわれている感。自分のキャラを把握した上での能天気や、逆に猜疑心を音に込めたような暗さばかりが悪目立ちする傾向にあって、これは貴重な記録だと思う。
しかしプロとしての大切な一線―アンサンブルの精度だったり、自分が和音の一部であることを忘れない節度だったりすると思うけど、それがないがしろにされていないのも驚き。こんな積載量のうえこんなスピードで突っ込んだらプロオケでも曲がり切れない!というようなヘアピンカーヴを、グンッ…とドライヴするチョンさんかっけえ。第1番の第4楽章は胸がすくようなパフォーマンスでございました。

一方、チョンさん(さん付け)の趣味も、強引niマイYeah~!という感じでなくなってきたのが興味深い。
第1番の第1楽章、そして第2番の第4楽章で聴かせてくれている「てろり」とした奥行きのある輝きは、この人の新たな境地としか思えない。アーティスティック何とかの任期は終わるかもしれないが、次にチョンさんが振りに来るときは、生を聴かねばならぬ。これでは。
by Sonnenfleck | 2010-02-10 22:17 | on the air
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