人気ブログランキング |

アポリネール凄惨

c0060659_21214979.jpgショスタコーヴィチの14番目の交響曲は、盟友ベンジャミン・ブリテンに献呈されています。このCDに収められているのは、被献呈者であるブリテンがイギリス室内管を指揮し、1970年のオールドバラ音楽祭でこの曲のイギリス初演をした際のライヴ。歌唱には前年の世界初演と同じく、ガリーナ・ヴィシネフスカヤとマルク・レシェティンがキャスティングされてます。それにしてもこの人たちは、完璧。
1965年を過ぎ、最後の十年に突入したショスタコーヴィチはもう以前の彼ではありません。調性感が減退、露骨なカリカチュアライズはなりを潜め、徹底的に孤独で冷たい音響が支配的になります。

今日みたいにぐにゃぐにゃに疲れているときにヴィシネフスカヤの絶唱を聴くと、本当にそのままベッドに倒れ込んでしまいたくなりますねー。でもその後ろにフィルアップされたブリテンの《ノクターン》を歌うピーター・ピアーズが寝かせてくれない。いわゆる「巧い」とは全然違うし、変な声質だけど、つい聴き入ってしまうんだよなあ。

よし、明日も頑張ろう。
by Sonnenfleck | 2005-04-12 22:09 | パンケーキ(20)
<< ある雨の日のペクチン ラ・トゥール展@国立西洋美術館 >>