芥川竜之介の俳句集を捲っていて、こういう句を見つけた。ヴィヴィッドにイメージが広がるね。
KIRIN「世界のキッチンから」シリーズ、秋の新作。
元来、林檎ってのはそんなに甘くなくて、後味を引かない果物であるけれども、「アップルモーア」のツンと澄ました味わいには非常に心惹かれた。
舌触りは滑らかで、かすかに甘いミルクの香りをさせながら、口に含むと確かに加熱した林檎の味わいがある。そして何事もなかったかのように味も香りも消える。これいいなあ。「とろ桃フルーニュ」よりなお好き、伝説の名作「マセドニアグレープ」にもじわりと迫るキャラ立ち。
最近流行りの「人工甘味料ドバドバ=カロリーゼロ」を謳う、不味すぎる、ジャンクドリンクとすら呼べないような駄液体が立ち並ぶコンビニの保冷棚のなかに、「アップルモーア」の細身の姿を発見したら、買い逃してはいけません。