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スカパーニャ!マラゲーニャ!

久しぶりにクラヲタっぽいエントリを。先日、某中古屋の店頭で思わずガッツポーズをしてしまいました。

誇らしげに印字された「MADA IN USSR」、そして「©1991」が萌えポイント高し…というのはまあ些末な要素でして(笑) ロストロポーヴィチ/モスクワ・フィル団員によるショスタコーヴィチの交響曲第14番《死者の歌》(1973年メロディア録音)をついに発見したのであります。
以前も書きましたが、ショスタコ作品のなかでも愛してやまない《死者の歌》。名演の誉れ高いロストロポーヴィチ盤は、のどから手が出るほど欲しい幻の逸品です。売る側もまあよく心得たもので、強気の値段設定…しかしこれを逃せば次のチャンスはねえべえということで、買ってしまいました◎

初演者のヴィシネフスカヤ、レシェティンによる完璧な歌唱。第2楽章〈マラゲーニャ〉のヴィシネフスカヤは神懸かったような熱い心のたぎりを歌い込みますし、第8楽章〈ザポロージェ・コザックの返事〉におけるレシェティンの声の残忍なことといったら!そしてロストロらしい強烈な押し出しで迫り来る鉄壁のアンサンブル。なかでもソロKbが本当に巧い!この作品はソロKbが下手だともうどうしようもないのですが、この録音ではまさに三人目の歌い手よろしく、圧倒的な存在感であたりを睥睨します。第1楽章〈ふかいところより〉や、第7楽章〈ラ・サンテ監獄にて〉の中間部なんか、語る語る。
これまで聴いたどの《死者の歌》よりも冷たく、暴力的で、すべてを嘲笑うようでいて、しかし深い悲しみに貫かれた演奏です。ショスタコ好きを自認する人には、一度は聴いてほしい。。でも入手困難の絶壁が立ちはだかります。復活希望

(追記)ごっ…ごめんなさい、手に入ります。ワーナーに録音したロストロポーヴィチの全集のなかで、第14番だけはこのソ連時代の録音がそのまま使われてまして、今ならワーナーの廉価シリーズElatusで分売が買えます。ぜひお聴きになってみてください(iustitiaさんご指摘感謝っす)。…つうことは、僕が中古屋で買った盤は、まさにプレミアムが「ソ連製」というところにあったわけだ。はは。。
by Sonnenfleck | 2005-06-14 23:35 | パンケーキ(20)
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