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廻る廻るバトンは廻る・その2

はろるどさんから「Reading Baton」をいただきました。「Musical Baton」と同じスタイルの企画です。それではさっそく。

■質問1:お気に入りのテキストサイト(ブログ)
→「Favorite Links」に登録させていただいてるブログ、ほぼ毎日拝見してます。そして「六国峠@ドクター円海山の音楽診療室」さま、、わたくしめは「クラシック招き猫」草創期からのあなたのファンです…。

■質問2:今読んでいる本
→カフカ『城』(新潮文庫)。なかなか読み進められませんです。

■質問3:好きな作家
→基本的にフィクションしか読まないので、偏りまくりっす。以下順不同で。
 まずゴーゴリ、チェーホフ、ブルガーコフ。外せません。日本人では泉鏡花、三島由紀夫、森鴎外、森茉莉、森博嗣。
 全員華麗な文体の持ち主ですねえ。

■質問4:よく読むまたは、思い入れのある本
→冊数制限がないので、勝手に5冊に絞り込みました。これも順不同です。
(1)ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』(群像社ライブラリー)
〜ソヴィエト・アヴァンギャルドの夢。生涯座右に置いておきたいです。
(2)三島由紀夫『天人五衰』(新潮文庫)
〜当ブログの名前はここから。お恥ずかしい。ラスト数行の何たるパワー。
(3)泉鏡花『草迷宮』(岩波文庫)
〜この異常な美は誰にも真似できない。『高野聖』と迷いましたがやっぱこっちで。
(4)ニコライ・ゴーゴリ『死せる魂』(岩波文庫/品切れ)
〜『鼻』も『外套』もいいですけど…ここにはゴーゴリの全部が詰まってます。未完がなんだ。
(5)森博嗣『スカイ・クロラ』(中公文庫)
〜砥石本。

■質問5:この本は手放せません!
リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』(河出文庫)
 何かにつけて読み返してしまいます。なんでだろうなあ。あの閉鎖的な世界がたまらない。

■質問6:次にバトンを渡すヒト3名
→「Musical Baton」のときと同じように、ここで勝手にゴール。はろるどさんごめんなさい!
by Sonnenfleck | 2005-06-28 22:02 | 日記 | Comments(2)
Commented by はろるど at 2005-06-29 01:16 x
こんばんは。
おつきあいくださりありがとうございます。
晴読雨読のコーナーが好きなもので、ついこちらにバトンをまわしてしまいました…。

「城」、やはり進みませんか!
カフカは好きなのですが、あの作品をすらすらと読める方がおかしい!なんて思ってます。
ところで、「アメリカ」はお読みになりましたか?
まだでしたらこちらも是非どうぞ。

ゴーゴリの死せる魂は私も気になっているのですが、岩波は品切れですよねえ。
たまに神保町の古本屋などで見かけますが、随分とお高いですし、それに訳がどうなのでしょう。新訳が出ると嬉しいのですが。

新訳と言えばブルガーコフの「悪魔物語・運命の卵」を以前読みました。
かなり面白かったので、こちらでご紹介されている作品も是非読もうと思います。
Commented by Sonnenfleck at 2005-06-29 13:02
>はろるどさん
『城』はきっついですね^^;; ずっと低空飛行です。あれを読んでいると、普通のフィクションがカタルシスの連続で巧みに構成されているということに改めて気づきますね。『アメリカ』は未読ですので今度探してみようと思います。

『死せる魂』は図書館で借りて読んだのですが、訳は思っていたよりも古くさくなくて読みやすいですよ*フォローのしようもない俗物たちの描写がドストエフスキー以上に生々しくて、ついつい引き込まれてしまいます。そろそろ復刊されてほしいですねー。
『悪魔物語・運命の卵』もいいですよね。『巨匠〜』に出てくる「悪魔」は残虐ながら魅力的、シリアスとコミカルの絶妙な配合が読ませます。こちらは大きめの書店で簡単に入手できるのでぜひ!
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