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フォーレの冷製

c0060659_22552213.jpg五年間使い倒してきたPCが、いよいよもってのっぴきならぬ容態になってまいりました。通信速度の著しい低下・異常発熱・起動時の問答無用フリーズ…データが飛ぶ前に次のPCを確保しとかないと。OSもWindowsに鞍替えかなあ。Macの操作性のよさには後ろ髪を引きちぎられまくりなのですが。。

今日は派手に動かず、帰省の疲労回復に努めました。実家は楽なんですが、やはり息苦しくないとは言えぬ。コーヒーを淹れて、グリュミオーのフォーレをトレイに乗せます。
まえにデュメイのフランクについて触れたときに、グリュミオーの演奏にもちょっと言及したんですが、その演奏のカップリングとして収録されているのが、フォーレの二つのVnソナタ。第1番イ長調の、野草のように爽やかな苦み、第2番ホ短調の、愛想のない枯れた味わい。どちらも軽く口ずさめるような明快な旋律は用意されておらず、初めて聴いたときはさっぱり意味がわからなくて困惑、しましたね。でもいまは(疲れて帰宅したときなど特に)よくこのCDに手が伸びます。なんでだろうなあ。つんとすましたような貌に惹かれるのでしょうか。
それにグリュミオーの音。彼の音は温かみがある、包容力があると称賛されることが多いけれど、ようく聴いていると実はここではそんなに優しい語り口ではない。気取った塩辛い音色に乗せて、決して自分からはすり寄ってこない不思議な音楽が流れてゆくのをじっと見守るのも、悪くないのです。
by Sonnenfleck | 2005-08-18 23:43 | パンケーキ(19)
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