
しつこくプロコ。
昨日帰宅してテレビをつけたら、NHK教育で
「スーパーピアノレッスン」をやってるじゃないですか。しかも今度の課題曲は
プロコフィエフの第7ソナタ、しかも講師が
アレクサンドル・トラーゼということで、着替えもしないまま見入ってしまいました。
僕はピアノが弾けないので、演奏側が施している味つけを反則的に覗き見ることができるこの番組はとても面白い。去年はアントルモン(この人選は渋い…)にモーツァルトを、ルイサダにショパンを教えさせてましたが、3シリーズ目にまさかプロコをもってくるとは想像もしませんでした。いい選曲ですね!
昨年6月のN響定期でプロコフィエフの第3協奏曲(とアンコールの第7ソナタ第3楽章)を聴いて以来、トラーゼという人には興味がありましたです。今回の生徒は実に垢抜けない演奏をするブルガリア人の女の子で、打鍵もいちいち重苦しいのですが、それを軽やかにシニカルに矯正していくトラーゼの巧さが光る。特にフレーズのブロックを「ものがたり」的に描き出すことへのこだわりは、この人の実演を踏まえて考えるとなるほどという感じです。来週も楽しみ。
ってもう2月ですね。恵方巻きって、売ってますか。