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北アルプス交響曲(偽)

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ボク的にはありえないくらいアクティブなのですが…。昨日は名古屋から北上し飛騨高山へ、しかるのち北アルプス穂高岳の麓まで行ってまいりました。
梅雨末期ということで当然のごとく雨模様、しかも意外に湿度が高いのです。名古屋の残酷な暑気を忘れさすような高原的爽快を期待しておったので残念●
写真は、林道に入って少し前進したところから右俣谷の奥を眺めたところ。谷に沿って山を登るこの林道の路肩には高山植物でも生えているのかしらと思いましたが、路肩は登山者に優しいようにブロックで固められ、道はコンクリ舗装の上からお情けに砂利を撒いた醜い有り様。。見えるのは谷の中の羊歯ぐらいでありました。僕がシュトラウスだったら羊歯の主題のひとつでも書いてやるところです。まったく。
開発されたところが朽ちると、実に空しい。寒々しい。そんな暑気払いかよ。

てなわけで、今朝は冷房がガンガンに効いた部屋で究極のインドア登山。

c0060659_9113743.jpgケンペ/シュターツカペレ・ドレスデンの演奏に対して、「燻し銀」の形容は必ずしも適当ではないと思うのです。
この場合耳を傾けるべきは、総体としてまとまったオケの美しい音色ではなく、怒り狂ったような金管の荒々しい身振りと…粗野な弦の威力なのじゃないかな。もちろん各パートのソロなんか異様に生々しく繊細なのは間違いないんですが、それを覆って余りある、威圧的な金管の雰囲気。厳しい自然。昔からどうしてこの録音が「標準」のように「推薦」されるのか不思議に感じてたんですよ。
もっと巧妙にコントロールされて、もっと滑らかに磨かれた演奏は他にいくらでもあると思うんですが、ケンペ盤はそのワイルドさ・益荒男振が第一の魅力。
by Sonnenfleck | 2006-07-16 09:44 | 絵日記
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