ネットをふらふらしていて見つけました。
ドイツの写真家、マルティン・リープシャーの
《サントリーホール》。
2000人のリープシャーによる、キュートでポップでちょっと歪んだセルフ・ポートレートであります。これはマジで労作ですね。
ネット上の情報をかき集めると、どうやらこのリープシャーというアーティストは自己増殖が好きらしく、ほかにもベルリンで
《フィルハーモニー》をやってくれたようで(5月まで森美術館でやってた「東京-ベルリン/ベルリン-東京展」に出品されてた模様)。
画面をよぅく見ると「膳」や「レインボーマウンテン」が配置されてて、昨日に引き続き狙いまくったあざとさが楽しいのですが(笑) それだけにとどまらず、指揮マネ・居眠り・マスク・討論・急病人・ブラヴォー屋さんなどお客への擬態は実にマニアック。
舞台にはマルティン・リープシャー/マルティン・フィル、舞台後方とP席にはマルティン男声合唱団、舞台手前にはピアノの巨匠マルティンと独唱のマルティン君。
なのだけど、これにぴったりの編成は残念ながら思いつきませんねえ。ピアニストがいなかったら→《バービィ・ヤール》とか、独唱がいなかったら→ブゾーニのピアノ協奏曲、とか?
ところで《サントリーホール》の1階9列19番、
ウォーリーが座ってません?