人気ブログランキング |

on the air:ブーレーズ/シカゴ響の《ミラクル・マンダリン》

c0060659_65322100.jpg

iioさんのエントリで拝見したシカゴ響ライヴのネット配信。ドゥダメルの《巨人》はポジティヴでスポ根で、ヒネた末生りクラヲタには眩しすぎる。こういうスタイルは個人的に好きくないです。

【2006年12月1日? シカゴ・シンフォニーセンター】
●ハイドン:交響曲第103番変ホ長調 Hob.I.103 《太鼓連打》
●リゲティ:Pf協奏曲
→ピエール=ロラン・エマール(Pf)
●バルトーク:《中国の不思議な役人》 Sz.73
⇒ピエール・ブーレーズ/シカゴ交響楽団

で、今度は去年の12月、ブーレーズ指揮の定期公演がタダで聴ける状態にあったんですが、ハイドンの四文字にさぁーっと血の気が引き、怖いもの聴きたさでアクセスしてみました。今ブーレーズってハイドン振ったりするんですか?ひえー^^;; (と思ったら、前世紀末にウィーン・フィルで《ロンドン》をやってたみたい。意外と好きなのかも。)
まずハイドン、ではなく、マンダリンについて。
この曲はブーレーズのNYP録音で覚えたので、基本的な曲運びは生理的にしっくりきます。しかしCSOとの新録音(1994年)が過剰に殺菌消毒されてしまって期待外れであったのがやはりここでも同じように再現されていて、あんまりにも実体がないというか、いや、逆に実体だけというか、それで?という感じなのです。僕がマンダリンという作品に期待するのはインテリの皮をかぶった猥雑さ、優しい丸メガネの奥に覗くどうしようもない変態ぶり、そういった種類の雰囲気なのですが、その点NYPとの旧録音は理想的な仕上がりで、他の録音をいくつか聴いても、やはりここに戻ってきちゃうんですよ。

リゲティはさすが鉄板。キラキラとして美しい演奏です。ブラヴォです。

で、冒頭のハイドンですが、巨大な編成で、堂々としていて、古楽エッセンスなんか微塵もないのです(ブーレーズってピリオド・アプローチが大嫌いらしいですね>巨大掲示板の受け売りですが)。まさに「それで?」の極み。ピクリとも動かないハイドンの骨格標本を眺めてるみたいなんですが、、しかし、、この音の美しさは一体何だ…。うーむ。
by Sonnenfleck | 2007-08-01 06:53 | on the air
<< 暗ヴィコードで世界中ロマンティック 脱ジャンク410ml >>