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モンテヴェルディ暑気払い

c0060659_6464113.jpgこのエントリで書いたように、最近レオンハルトのPHILIPS録音がまとまって再発売されたんですが、同じころ発売されていたもののなかでもなぜか覆刻されることのなかった謎のCDがありまして。
それが―クラウディオ・モンテヴェルディの《洗礼者聖ヨハネの晩課》。といっても現存する作品ではなくて、どうやらFrits Noske(フリッツ・ノスケ?)という音楽学者が再構成したものらしい。

ノスケの手になるライナーノーツを斜め読み。
1620年にヴェネツィアを訪れたアマチュア作曲家の日記に、「モンテヴェルディの《洗礼者聖ヨハネの晩課》を聴いたよ最高だったよ」という記述があるんです。でも今そんな曲残ってないじゃんね。で、当時のヴェネツィアの晩課の様式を踏まえて、モンテヴェルディ自身の《倫理的宗教的な森》、あとカステッロとかガブリエリの作品からいかにもそれっぽいのを選んで構成してみたッス、ということらしいです。へー。

当ブログでモンテヴェルディの名前が登場するのは、たぶんこれが初めてであります。
…モンテヴェルディって、難しい(-_-;;)
僕にとってはフレスコバルディやスウェーリンクが難しいのとだいたい同じ文脈。「刺激が強い」ヘンデルやラモーとは明らかに違う、別の種類の刺激がたっぷり、なのはなんとなくわかるんだけど、受容器が未熟で十分に感知できません。。しばらく「後期バロック絶ち」するか、ジョスカン漬けにでもなったりすれば、一気にパッと理解できるような気もするんですが。

アンサンブルを指揮しているレオンハルトが真面目なのか曲がもともと真面目に作ってあるのか判別できないんですけど、冒頭から響きが緊張して常に張り詰めた空気が伝わってきます。しかしたとえばサバールやヤーコプスなんかがやったら、もっと蛇がのたくったような展開になりそうではあるんですよね。強烈な不協和音が聴かれる曲が多いです。特にモンテヴェルディ部分。
まー難しいことは抜きにして聞き流しましょう!暑いし!
by Sonnenfleck | 2007-08-16 06:50 | パンケーキ(17)
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