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細川家歴代の肖像画@永青文庫

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目白駅から東へ15分ほど歩くと、村上春樹が早稲田へ通っていた頃に住んでいた和敬塾が見えてくる。その敷地の角を右に曲がると、突然そこに暗い木立が姿を現わす。―永青文庫です。
かつて目白台には細川家の広大な屋敷があったそうですが、今ではその一画だけが美術館「永青文庫」として残り、往時の面影を偲ばせます。前々から行ってみたかったんですよ。

昭和9年築、細川侯爵家の事務所として使用されていた白い建物。病院の投薬室みたいなカウンターで入場料を払い、蛍光灯が青白く光る廊下を通って、暗く狭い階段を上る。正午、階段の軋み、外は蝉。

展示物は歴代藩主の(地味でないとは断言できない)肖像画ばかりですが、一点だけとんでもなく奇妙な作品がありました。
作品名は《七代宗孝夫人 静證院像》。一見ごく普通の女性座像なんですが…よぅく目を凝らすと、顔の輪郭から衣紋まで、画面を構成する輪郭という輪郭がすべて極小フォントの「南無阿弥陀仏」でできているんですわ。これは怖い…というか込められた念が強すぎてそういった類のオーラが受信されそうでした。表情も妙に鋭くて…納涼納涼。。
by Sonnenfleck | 2007-08-20 08:13 | 展覧会探検隊
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