このまえですね。何が何でも寿司を死ぬほど食べなくちゃいけない状況に陥りまして(體育會系的な意味で)。―贅沢なことですナアと思われるかもしれませんが、胃の腑が小さくて普段から量が食べられない者にとっては、それはもうひどい拷問なのです。なのだ。なのだYO!!!
食後のひどい苦しみのなかでコンビニを見つけ、ヨタヨタと進み入る。
こういう選択の瞬間、デザインがモノを言うんですね。
ボトルの曲線が有機的で苦しい。おなかいっぱい。
ラベルの濃い緑が苦しい。おなかいっぱい。
で、もう買うまいと思っていた「綾鷹」が目に入りました。―
キャップを開けて貪るように飲むと、10月に飲んだときには気づかなかった芳醇さと爽快さが鼻に抜けて、食道がすっきりとし、冷たさが胃の上部に広がっていくのがわかる。んめえ。
一度下された判断が覆されるような体験をしてしまうと弱いわけです。