人気ブログランキング |

on the air:ピノックの還暦ブランデンブルク

c0060659_638082.jpg【2007年7月27日 アンスバッハ・オランジェリー】
<アンスバッハ・バッハ週間'07>
●バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1、3、6、2番
⇒トレヴァー・ピノック/
  ヨーロッパ・ブランデンブルク・アンサンブル
(2008年3月2日/NHK-FM)

この日曜の午後は、ベルリン古楽アカデミー+RIAS室内合唱団の《マタイ受難曲》と、ピノック/ヨーロッパ・ブランデンブルク・アンサンブルのブラ選が4時間にわたって放送され、終日引きこもって英気を養うクラヲタには素敵な時間となりました。
中野振一郎氏の、彼のチェンバロそのままの気儘な司会ぶりが可笑しい。

EBEはピノックの60歳を記念して結成された臨時アンサンブルで、EC、ABO、OAE、IGA(暗号だな)の奏者たちから成り立っているとのこと。最近ブラ全がリリースされましたね(↑)。
さて、何を隠そう、ピノック/ECのブラ全を聴いたことがないのです。
それでバロクーだなんだと言ってるんですから、モグリの誹りは免れませんね。。
ですので、旧録音と今回のライヴとの比較はできません。アシカラズ。

当日は全曲演奏だったみたいですが、この放送では時間の都合で…4番と5番をカット!
全体的には、ひどく肯定的で和気藹々としている。否定的かつ挑戦的なランペの演奏をこの1年ずっと聴いてきたので、ちょっと戸惑いはありますけどね。
ひとことで言ったら、「これは絶対弾いてる側が楽しい」。そういう演奏。

最も「あー違うなー」と感じたのは第6番ですかね。沸き立つビートの代わりに華やかなレガートを(第1楽章の見事な貴族趣味!)、圧倒的な疾走感の代わりに愉快な寄り道を(第3楽章)。それでいて退屈に感じないのはどうしてだろう。
第3番は第2楽章のピノックの即興が古色蒼然としていて好みでした。演奏史的に古臭いというのではなくて、17世紀風と言ったらいいのか、、パーセル以前のような古っぽさ。

検索してたらEBEの公式サイトが見つかって、2007ツアー日程を見たら、マレーシアと韓国まで来て日本には寄らずに帰ってしまったようでした。これがやくぺん先生のブログでよく情報を拝見する「極東ツアー(ただし日本飛ばします)」なのね。。
by Sonnenfleck | 2008-03-05 06:46 | on the air
<< 特別展「北斎」@名古屋市美術館 ブリュッヘンとショパンの63秒 >>