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O brave new world, That has such people in't !

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いったいどこのお屋敷の天井でしょうか。答えは明日!

by Sonnenfleck | 2008-10-31 06:26 | 絵日記

さるぼぼ以外の高山

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バスで高山に行ってきました。名古屋からだと3時間半くらいかしら。

フツーに考えればこの古い町並(国選定重要伝統的建造物群保存地区)が小京都・高山の名物なんですから、トップに写真が来るところでありましょうが、実際に目にしてみるとウランカナウランカナの商店ばかりが軒を連ね、作為の臭いでいっぱいです。「町人文化が今も息づいています」ってのは皮肉だったのか。がっかり。

ガイドマップから外れると、すぐに地元の方の生活エリアへ入ってしまいます。高山は大きな街ではなかった。
この生活エリアの方に、東山白山神社という神社がありましてです。
立て看板の由来を読むと西暦718年鎮座、高山郷最古の氏神とのこと。現在の祭神は伊弉諾・伊弉冉・菊理媛神(ククリヒメ)で、つまり白山信仰ですが、いつから一体化したのかは不明であります。美濃も白山信仰のお膝元だから、当然と言ってしまえばそれまでかも。
上の写真は参道を上から見下ろした様子なんですが、深閑とした木立の中に物音一つせず、脇には苔むした墓が並んで神仏習合な感じ。

境内は意外に明るくて、巨大な夫婦杉、無人の社務所、原っぱで弁当を広げて談笑する近所の皆さん等等。作為にまみれた町人文化ではないものも息づいているよね。"MICHELIN Voyager Pratique Japon"を読んで高山(この街は三ツ星なのだ)を訪れている外国人には、こういうところも見てほしい。
by Sonnenfleck | 2008-09-22 06:24 | 絵日記

なつやすみのおもいで(その2)

承前。正午を過ぎても気温なんか全然上がらない。

■4 摩周湖とカムイシュ島(↓8/23 PM3:00頃@第一展望台近く)

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阿寒湖畔から続く国道は恐ろしいヘアピンカーブの連続。
そして、わが小さきレンタカーを煽る札幌ナンバーのセダンたち。
辛くも辿り着いた摩周湖は、霧に覆われてはいませんでした。
この湖は周囲を切り立った断崖に囲まれ、湖畔に降りる道はない。注ぎ込む川も注ぎ出る川も存在しないのに年間を通じて水位は一定。神域という言葉を使ってみたくなります。
湖の真ん中に浮ぶ小さな島、カムイシュ島は、はぐれた孫を待ってうずくまる老婆がいつしか島に姿を変えたもの、近づいた者のことを孫だと勘違いして老婆が流す涙が摩周湖の霧―これがアイヌの口承らしい。切ないお話。

観光客からかなり離れたポイントに立ってずっと眺めていると、自分の耳では、湖面を渡ってきた風と、風が植物を揺らす音しか捉えられない。その他には本当に何の音もない。
急に寂しくなってシベ5の第1楽章第1主題を思い浮かべたら(ホルンの後に木管が呼び交わす部分ね)、眼前の光景にぴったり当て嵌まった。

「マシューの湖、マシューの伝説」でUPした写真は、この30分後に少し離れた第三展望台に移動して、その突端から湖を眺めたところ。空は俄かに掻き曇り、湖面を波立たせた風が断崖を駆け上ってびょうびょうと吹き付けます。

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■5 アトサヌプリと川湯温泉(↓8/23 PM4:00頃@アトサヌプリ)

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難儀してヘアピンカーブを下りきると、今度はもうもうと煙を上げる岩山が迫ってきます。
この日の宿は川湯温泉というところにしたんですが、その源泉がアトサヌプリこと硫黄山。
ご覧のとおり噴出孔は硫黄のショッキングイエローに染まり、周囲には只事ではないくらい硫黄の臭気が立ち込める。噴出孔には立ち入り禁止ロープもなければ、注意書きもありません。その気になれば硫黄のガスのただ中に突っ込むことも可能(ビビリゆえ為せず)。

麓の川湯温泉は強酸性、湯量は豊富で掛け流し。浴場には硫黄の臭いが充満、成分のせいなのか蛇口やシャワーの金属部分がガギガギに腐食していて愉快です。

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■6 900高原と塘路駅(8/24 AM10:00~11:30頃@弟子屈→標茶→塘路)

翌日は川湯温泉から一路南下、弟子屈町にある「900高原」へ。
日露戦争の遺跡みたいなネーミングですが、900ヘクタールなので900高原らしい。
途中の看板で笑ってしまった「720度の眺望」もあながち誇大広告ではないです。晴れて暖かければ最高の場所だったことでしょうね。しかし曇天で寒ければ長居もせず。

さて旅の最後の目的地は釧網線の塘路駅。この駅は駅舎が小さな喫茶店になっていて、そのマスターがいかにもアクの強いおっさんなのです。ネット上でもけっこう有名な人で、駅舎の中を撮影しようとすると怒られたりするみたい。3年前の釧路湿原探検時にはついぞ話しかけられなかったんですが、今回は意を決して声をかけることができました。これが話してみるとすんごいいい人なんだよなあ。「またお立ち寄り下さい」って言われたッス。。

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釧路空港のレストラン「エリーゼ」は、《エリーゼのために》がエンドレスで流れる。
by Sonnenfleck | 2008-08-26 06:49 | 絵日記

なつやすみのおもいで(その1)

そういったわけで昨日、2泊3日の道東旅行から帰ってきました。
途中のエントリで書きましたとおり、道東は恐ろしい寒さ。
道路に設置された気温計が示すのは「11℃」「15℃」といった数字であって、これが8月下旬の日本だろうかという感じ。実家のある秋田も十分に冷涼であったけれども、比ではない。

■1 寝台特急「まりも」 (↓8/23 AM5:30頃@釧路駅)

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旅の最大の目的は、8月末のダイヤ改正によってついに道内から姿を消す寝台特急「まりも」号に乗車することでした。
3年前の8月に釧路に入ったのと同じ経路を再現。最初にして最後の再現。
そしてもちろん、中は鉄ちゃんと思われる人々で満杯なんですね。僕が乗ったのは開放式のB寝台でしたが、車内は力感と愛情に満ちておって、中には三脚とビデオカメラを持ち込み、徹夜で車窓の風景を撮影されていた方もいらした様子。。
マジな乗り鉄・撮り鉄の方たちを前にして自分のライトな姿勢を恥じ、釧路駅で「LUST RUN さよならまりも」オレンジカード3枚セットを買ったのだった。

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■2 北海道三大秘湖の一、オンネトー(↓8/23 AM10:30頃@オンネトー湖畔)

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釧路からレンタカーで北上すること一時間半で、阿寒湖畔に到着。
まりもで有名な阿寒湖の傍には、「パンケトー」「ペンケトー」「オンネトー」という3つの小さな湖があります。最初の2つはかつて阿寒湖と一体の巨大な湖だったらしいんですが、最後のオンネトーだけは雌阿寒岳の噴火で川が堰き止められてできた別の沼。アクセスもちょっとクセがあるんだけど、「日本の秘境100選」に選ばれているだけのことはあって、観光地化された阿寒湖畔とは空気がまったく違う。
沼の底から温泉が湧いているらしく、そのせいか外気温11℃のわりには沼の水はあまり冷たくありません。また水質が強酸性であるために虫も魚も棲まず、それを狙う鳥も小動物も、このオンネトーの近くでは見られなかったのでした。
死んだように透き通った美しい沼地。

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■3 「ボッケ」(8/23 PM0:30頃@阿寒湖畔)

アイヌ語で「煮え立つ」という意味の、泥火山。
阿寒湖畔のゾッとしない街並みから暗い木立へ入って5分ほど歩くと、ふと現れる奇妙な風景です。写真はうっかりしていて撮り忘れてしまったけど、小さな窪地の中に文字通り灰色の泥がぼこぼこと湧いていて、この周辺だけは妙に暖かい。放出されているのはメタン?立ち入り禁止のロープがぞんざいに張られているだけなのでなかなか恐ろしい。

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長くなってきたので2回に分けよう。続きます。
by Sonnenfleck | 2008-08-25 06:21 | 絵日記

今年も擬アルプス交響曲

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土曜の名フィル定期が聴けなかったのは、今年も穂高の谷間にある有名な堆積平野に行ったためでありました。今年は森の中に猿がいたな。
by Sonnenfleck | 2008-07-08 06:45 | 絵日記

せっかち、南へ行く

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次の予定までかなりの時間が空いていて、急ぐ必要なんか全然ないのに、高速を走ってるとなんとなく前のクルマを追い越しがち。
ちょうどFMから流れてくるのがエルガーのVc協奏曲でありました。エルガーのメロディも、聴き手を追い抜いてさっさと先に行ってしまうように思います。

鹿児島中央駅のあたりを歩いていたら、運良く中古屋さんを発見!

■テレマン:室内楽曲集(PHILIPS) *フィリドール・アンサンブル
■《エロイカ》+《未完成》(DG) *レヴァイン/MET管

⇒テレマンを演奏するのは18世紀オケ首席たちから成るアンサンブル。ブリュッヘンが久しぶりに笛を吹いてるのがミソで、ずっと探してたんですが…まさかこんな場所で見つかるとは。。
⇒レヴァイン、バイロイト33枚箱の中のパルジファルを聴いて見直しました。これはメトのオケだからちょっと様相が異なるかもしれないけど、ナチュラルホワイトな明るい未完成を期待。
by Sonnenfleck | 2008-05-21 08:41 | 絵日記

港と船の関係

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出張で西国に来ています。
ちょうどこの時期の九州に上陸してるのに、別府アルゲリッチ音楽祭も宮崎国際音楽祭もカレンダーの都合で聴けないんですよ。後者はデュトワのエロイカがいかにも面白そうなんすけどね。
来年は日程を合わ…ゴニョゴニョ。

…なーんて企んでいたら、昨日乗った特急が豪雨のために山奥で立往生。三時間くらい車内に閉じ込められた挙げ句、バスで代行輸送されたのであった。その間iPodに入れたレヴァイン/バイロイトの《パルジファル》を聴いて、ひたすら救済を待つ。

(TBへのお返事等、少し遅れます。)
by Sonnenfleck | 2008-05-20 07:06 | 絵日記

春淡し

京都に行ってきました。天気:雨のち曇、最高気温:11.6℃。

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伏見稲荷神社。無限カノン。


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伏見稲荷神社の猫。


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東福寺方丈北庭。モンドリアン風の新しい角度、とはイサム・ノグチの言葉。

by Sonnenfleck | 2008-03-21 07:06 | 絵日記

精神と時のお買い物Ⅹ(梅田編)

ザ・シンフォニーホールを出たのが16時半。
大阪駅前第1~第3ビルの探索に出発です。立ち寄った順に書いていきましょう。

【ディスクJJ 梅田新館】(第1ビルB1F)
ディスクJJは、disk UNION的な存在でしょうか。メジャーレーベルが多く、値段設定も高め。ここではドホナーニ/クリーヴランド管の《幻想交響曲》(DECCA)が見つかったけど、値段が高かったのでスルーしました(あとで後悔するかしら)。

【ワルティ堂島】(第1ビルB1F)
「ワルツ堂」だったころに一度だけ行ったことがあります。
ここの輸入盤の品揃えって、こんなに凄かったかなあ。特に古楽系レーベルの充実には目を見張ります。でもレーベルごとに並んでると探しにくいよ(苦笑)

1 ヴェラチーニ:Vnソナタ集(ARCANA) *ガッティ+ジェルヴロ+モリーニ
2 フィリドール:オラトリオ《世紀祭の賛歌》(MUSIFRANCE) *マルゴワール/厩舎オケ
3 シューマン:交響曲第4番他(DiscLosure) *ブリュッヘン/18世紀オケ
4 プーランク:声楽作品集(EMI) *プレートル/フランス国立管

⇒ARCANAの在庫がこんなに揃っているのは初めて見ました。1、ガッティのヴェラチーニは頑張って探していたので、簡単に見つかってしまって拍子抜け。。
ちなみにコレッリはもうなかったけど、タルティーニのソナタ集が1組だけありましたぜ。お探しの方はお急ぎを。
⇒2のフィリドールと4のプーランクは中古。中古の棚は搾り取られた後かなー。
⇒3は前々からほしかった海賊盤(カップリングはブラームスのVn協奏曲!)。「廃盤」扱いで安く手に入りました。あんなに大規模に海賊盤を店頭に並べていいのだろうか。。

常連しか座ることを許されないという奥のソファ、本当にありました。ひょえー。

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【カーニバルレコード 第2ビル北店】(第2ビルB2F)
梅田の地下に本拠を構えるもうひとつの中古チェーン?ここはそもそもの底値があまりにも高すぎ、しかも「廃盤」というだけで珍しくもない国内盤にさらにベラボーな値段をつけていて、要するにクラシックについては素人っぽい(よくあるパターンですが)。レアかつ値段づけの甘い品は、すでに京阪神のクラヲタ諸兄が押さえているのでしょう。きっと。

【カーニバルレコード 第2ビル店】(第2ビルB2F)
発見できず。

【カーニバルレコード 第3ビル本店】(第3ビルB2F)
在庫は多いけど傾向は第2ビル北店と同じ。そんななかから、見つけてしまいました。

5 モーツァルト:Vnソナタ集(ARCANA) *ガッティ+アルヴィーニ

実はこれ、存在を知らなくてですね。棚をひととおり眺めていると、ARCANAの黒い背表紙が目に留まり、「MOZART」の字とその脇に「ENRICO GATTI」の印字…。うわあ。
ちょっと聴いてみたら、予想以上に恐るべき美しさです。

【ディスクJJ 梅田3号店】(第3ビルB1F)
【ディスクJJ 梅田4号店】(第3ビルB2F)
ともに発見できず。

+ + +

日曜の暮れ方の大阪駅前ビル地下街は、ほとんどの店にシャッターが下りていて、通行人もまばら、ゲームセンターの音だけが…蛍光灯で妙に明るい廊下に響き渡っていました。階層と東西南北の感覚を狂わせる複雑な構造。古びた「国鉄」の表示。途中からメガテンをやってるような気分になってましたよ。…次の角を曲がると、そこにはジャックフロストが…。
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いや、飲み屋の呼び込みだ。。今度は第3ビル中心にもうちょっと粘ってみます。
by Sonnenfleck | 2008-01-17 06:33 | 精神と時のお買い物

エアコン未見

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実家に帰る途中で国際フォーラムに行ったら、抜群のタイミング、ちょうど山尾さんの司会でエアコンダクター・コンクールの授賞式でした。

…したがってなーんにも見られなかったわけです!残念!アームチェア・エアコンダクターとしてはぜひ先達の至芸に触れたかった。あとで動画を載っけたりしませんか?>公式サイト。いや、YouTubeにUPしたりしても面白いんじゃないかしら。wzauscher君と対決!みたいな。

交通会館の前、変わったなあ。
by Sonnenfleck | 2007-12-30 09:54 | 絵日記